暁 〜小説投稿サイト〜
妖刀使いの滅殺者
第20話
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
安置を出てしばらく歩くと策敵に≪ランクラン≫の反応があった
どうやら次の角を右に曲がると2匹いるようだ
サチとシリカにも伝えゆっくりと近づく。T字路を飛び出し先手必勝!のよていだったんだが…

「???」

俺達が目にしたのは本来ならば赤い鉱石で出来た体の≪ランクラン≫が全身の鉱石を真っ白にして壁に倒れこんでいる姿だった

「えぇと…?」

「レイ、これは…」

「あきらかにクエスト系のイベントだな」

「ピィ…」

武器を納めて倒れている≪ランクラン≫に近づき何らかの動きを待つ。と

『≪ランクラン≫からクエストを受注しますか?』

来た
これはクエストだ。おそらくこのクエストを終わらせないと≪ランクラン≫はこのダンジョンに現れないだろう
サチとシリカにも同じようにクエスト受注表示がされているだろう。俺は2人に「受けよう…」といって、yesを押した

『グルルウゥ、ドゥウゥア、アッア』
訳「助けてくれるんですね、ありがとうございます」

「話、長いかな?」

「さぁな、とりあえず黙って聞いとこう」

俺らの事そっちのけで≪ランクラン≫は話を進める

『ドウゥンドゥウン』
「実は…」以下略

5分ぐらい話をきいた結果
この山に突如謎の岩男現る
我ら≪ランクラン≫鉱石食えず困ってる
このままじゃこの山が岩男のものになる
助けて!

だそうだ

「とにかく急ぎましょう!リズさんも待ってることですし」

「そうだな。とりあえずその岩男ぶっとばせばいいんだろ?」

「簡単に言うねぇ。レベル的なもので私たちだめだったらレイ、よろしくね」

確かにサチとシリカのレベルがた足りない可能性は十分にある
実際、クエストとは言えボス級モンスターは現れる階層+6以上のステータスを持っている。このダンジョンがギリギリの2人には少し荷が重いかもしれん
だが、俺ならこの階層のボスぐらいソロでいけるだろう

「了解、任せとけ」

そう言って、クエストマーカーが示す場所に向かう
敵に会うかな?と思っていたのだがその場所までの道のりには何故か敵が現れず、あっさりと辿りついた

「…なにも起きなかったですねぇ」

「ちょっとつまんないかな…?」

「ピィッ」

「そういうなっての。んじゃ扉オープンといきますか」

扉に手をかけそっと開ける。中は鉱石だらけで至る所に色んな鉱石が溢れかえっていた
その奥に体中を鉱石で固めた巨大な「岩男」、カーソルを合わせると≪THEROCKMAN≫と表示された
≪THEROCKMAN≫はなにやら食事中のようで俺達に背を向けている。お陰でばれていない

「サチ、シリカ、まずは先手必勝といくか」

「…はい」

「わかっ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ