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自由の灯り
第十二話
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、恋っていいですね~♪」
「ふえぇ!」

カノンノは顔を真っ赤にすると、アニーはカノンノに質問してきた。

「カノンノさんはディアさんの何処が好きなんですか?」
「うぅ~、いっぱい好きな所があるよぉ~、優しいし、カッコいいし」
「ディアさんが眠ってるからって、既成事実を作っては駄目ですよ?」
「し、しないよ!」

完全にからかわれてる、カノンノはそう思いながら、恥ずかしさのあまり俯いてしまう。
カノンノをからかうのに満足したのかアニーは少し口元に笑みを浮かべながら、カノンノとディアを残し、医務室を出ていく。
カノンノは再び寝息をたてながら眠っている、ディアをみるとそのままディアの手を握る。

「ディア・・目が覚めるまで、私がずっと側にいてあげるよ、ディアとの約束はまた今度になっちゃいそうだけど、私は目が覚めたらこの気持ちを伝えるからね、大好きだよ」

そういうと、カノンノの手が強く握り返され、カノンノは驚きながらディアを見たが、ディアは先程と変わらず、寝息をたてていた。
カノンノもディアの手を強く握り、ディアの温もりを感じていると、睡魔がカノンノを襲い、カノンノはディアに体を乗せながら眠りについた。







ヴェイグは大森林に居た、エステルの仲間の、ユーリ、リタを見つけバンエルティア号に案内すると、アンジュたちがヴェイグの帰りを待っていて、全員が揃うと、エステルたちに説明を求める。

「あの、コンフェイト大森林にはガルバンゾ国の『星晶採掘地跡』があるんです。その採掘地跡で、変な現象が起きていると聞いたんです」
「変な現象?」

アンジュが首を傾げると、エステルに変わってリタがアンジュに説明をする。

「採掘された土地の生物が変化してるって話よ、明確にはまだわかってないけど、土地にある『星晶』を取りすぎたせいではないかって仮説を立てた学者を、国の評議会は世間を騒がせた罪として逮捕されたわ。で、それを知った、エステルが国を飛び出したから、ユーリに護衛を頼み、あたしは付いてきたってわけ」
「ならここで働かない?ここなら採掘地跡も調べられるし、それにあなたたちいく宛がないでしょ?」

アンジュの提案に三人は承諾すると、新しくユーリ、エステル、リタが加わった。




三日後
サレの戦闘、ユーリたちの加入から三日が過ぎると、エステルが『星晶採掘地跡』の調査依頼を出し、これにはヴェント、リッド、フィリアが依頼を受けた。
そのメンバーにエステルを加え、四人はコンフェイト大森林に向かった。
道中、森を歩いていると、エステルが今まで不安に思ってた事を先頭を歩くヴェントに言う。

「あの、ヴェントさん、一つ言っていいですか?」
「なんだ?手短に頼む」
「・・・道に迷いましたよね?
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