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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜MEMORY〜
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を!少しくらいなら触るのも黙って受け入れますが、初対面で黒ウサギの素敵耳をどれだけ長く触り続けるつもりですか!?」

「興味が尽きるまで」

「自由にも程があります!」

「へえ?このウサ耳って本物なのか?」

 今度は十六夜が掴んで引っ張る。

「私も引っ張ってみようかしら」

「じゃあ私も」

 今度は飛鳥が、耀がウサ耳を引っ張りだす。

「ちょ、ちょっと待―――!」

 三人にウサ耳を自由気ままに引っ張られた黒ウサギは、言葉にならない悲鳴を上げ、その絶叫は近隣に木霊した。
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