第一物語・後半-日来独立編-
第二十八章 目指す場所へ《4》
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すると、彼女の技量は相当なものだ。
彼女のような者達が集まっている黄森の覇王会の面々は、本当に化け物揃いだと感じる。
彼女に意識を向けていると、彼女がこちらに話し掛けて来た。
「私から離れすぎますと、奏鳴様に掛けました束縛系術が罰を下しますのでお気を付けください。それでは行きましょうか」
それだけを言い先導する二人の敵に、数歩後ろから奏鳴は付いていく。
屋敷から出る前になかを見渡し、数回、後ろを見た。
もうここへは戻っては来ないのだと、そう思ったら悲しくなってきた。が、これは自分が決めたことだ。
もう迷わない。もう振り向かない。もう戻らない。
思い屋敷を抜けると同時、遠くの空から砲撃の音が響いた。
戦闘艦による日来に向けた砲撃。
日来対黄森、辰ノ大花の戦いの始まりだ。
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