暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic4魔導円舞〜Reverse:The ToweR〜
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なわけじゃないんだからっ!!」」
≪Buster Rush.ver,EOS≫
などと言いながら、バスターラッシュ・バージョン・エオスという名前らしい火炎砲撃をぶっ放してきた。だが遅すぎたな。全てのバインドを破壊し、射線上より離脱する。
「「えっ!?」」
「ここまで長々と話をしていれば、バインド破壊くらい簡単だよ! ペラペラ喋ってくれてありがとう! セレネ、エオス!」
「「ああ! 謀ったな仮面女!!」」
――フローズンブレット――
「わぁーっはっはっはっはっ!」
放たれて来る魔力弾連射を回避しつつ挑発するように大声で笑い飛ばす。すると2人は「ムキィーーッ!」イラつき始め、狙いも雑になり始め、誘導操作も利かなくなってきた。これなら真正面からでも攻められる。飛行軌道を姉妹の真正面へと移したところで、
――
輝き流れる閃星
(
サピタル
)
――
下級閃光系攻性術式、魔力弾サピタルを3基放つ。2つは真正面へ。下手に操作せずに直線軌道で飛ばしたために2人の魔力弾で迎撃された。もう1つは操作して、足元から2人の背後へと。しかし2人は気付かないし気付けない。何せ私が真正面から突っ込んで来ているのだから、そんな余裕はない。
「こんの・・・!」
――フレイムブレット――
魔力弾から火炎弾に変わった。2人とも変換資質の持ち主なんだろう。それらを紙一重で避けながら前進を続け、「来た来た来た来ちゃった!」と焦り出す2人が間近になったところで90度に直角上昇。
「「へ?・・・あっ!?」」
短い悲鳴を上げるセレネとエオス。サピタルが繋いでいた手に直撃したことで、無理やり手を解かれたことによるものだ。私を見上げたことでさらに隙が生まれ、後ろから迫って来ていたサピタルに最後まで気付けなかった。
落下していく小さな宝石。“レイジングハート”の待機モードのようなものだが、色は赤ではなく紫だ。あれがデバイスか。2人は「待って!」と急降下して、落ち続けるデバイスに手を伸ばす。だが、届かない。あのスピードはまずいな。あのスピードだと止まるのに苦労するぞ。
「1つ貸しだぞ」
――フローター――
彼女たちとデバイスに対象を浮遊させる魔法、フローターを掛ける。デバイスをキャッチして、さっきまでと同じように手を繋いだ2人が私を見上げて来た。困惑一色の顔色だ。そしてヒソヒソと耳打ちで話し始めた。お礼でも言ってもらえるのかと思えば、また私に繋いでいる手を向けて来た。
――バスターラッシュ・バージョン・セレネ――
放たれたのは冷気の砲撃。礼ではなくて攻撃とは恐れ入った。そうか。判った。徹底抗戦と言うのであれば、こちらももう容赦はしない。砲撃を回避して、半分本音な「恩知らずだね、あなた達は!」と言いなが
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