暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic4魔導円舞〜Reverse:The ToweR〜
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黒煙の花が空に咲く。2人の魔力量からして防御の上からでも必倒の一撃だったセラティエルだ。確実に撃墜できただろう。先程と同じように2人が爆炎の真下から黒煙を引いて落下し始め、ビルの屋上にドサッと墜落。私もその屋上へと降り立ち、「さあ、ジュエルシードを渡して」倒れ伏し、苦痛に呻いている2人の言う。
≪Transporter!!≫
デバイスから、ある魔法の術式名が発せられた。トランスポーター。転移魔法のことだ。倒れ伏しているセレネとエオスの下にミッド魔法陣が展開された。止めようと思えば止めることが出来るが、これ以上魔力を消費するのも辛いものがあるし、「結界解除」と結界を解く。これで何も問題なく転移が出来るだろう。転移を終えて姿を消した2人にはもうジュエルシード回収など止めるように祈ったところで・・・「っ!」はたと気付く。
「あ、しまった! はやて!!」
いきなり結界を解除したことで混乱しているかもしれないはやて。血の気が一瞬で引いた。騎士甲冑を解除し、急いではやてを待たせている場所(どうしよう、結構離れているな)へ全力ダッシュで向かった。で、全力で向かったが25分と掛かり、はやてと合流した私は・・・
「なんか言うことあるか? ルシル君」
「ごめんなさい。許してください」
誠心誠意はやてに頭を下げ続ける事になった。放置した罪はやはり重かったわけだ。許してもらう条件として、どこかに遊びに行くことを約束させられた。
「――でな。やっぱり遠出とかしてみたいなぁ、なんて思うてるんやけどな」
「ああ。弁当を作って遠出をしよう」
以前にもした約束を新たにして、ご機嫌なはやてと一緒にスーパーへ向かう。そんな中で考えることじゃないが、どうしても気になるのはセレネとエオスの存在だ。ジュエルシード争奪戦の勢力図がとんでもないことになるぞ、これは。
フェイトとアルフ組が可哀そうに思える。あの子たちにとってセレネとエオスは敵で、なのは達にとっては味方だ。唯一気になるところは、ユーノには内緒だということ。ま、どちらにしてもなのは組にジュエルシードが集まることには変わりないか。
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