約束と家族会議
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んで受けさせて貰うよ」
《一人の剣士としてか……ふ、何とも面白い事を言う少年だ》
士郎さんはこちらに頭を下げ、謝罪をしてきた。
まぁ、誤解させるように発言してしまったのは自分なので、罪悪感で胸がチクチクと痛むが取り合えず誤解は粗方解けたようである。
さらに、士郎さんは俺の挑戦を承諾してくれた、その言葉を聞いた瞬間から、自分の中で歓喜の声がどんどんと揚がっていくのを感じる
「はい! ありがとうございます!
コレ俺の携帯番号なので、士郎さんの都合の付く日が決まったら、電話してきてください」
そう言って俺は近くにあった自分の鞄からメモ用紙とペンを取り出し、自分の電話番号を記入して士郎さんに手渡した
「あぁ、すまないね、僕も喫茶店の経営をしているから、そういう気遣いは助かるよ」
《さて、何時ごろ店を開けれるだろうか? 取り合えず桃子さんに相談してみるか》
「いえいえ、当然の事ですよ……それじゃあ俺はもう帰りますね」
「気を付けて帰るんだよ」
「はい、それじゃあ、お疲れ様でした」
俺は士郎さんに別れの挨拶をして、グラウンドを後にした
Side なのは
鈴木先生からフェレットの無事を伝えられた後、私達3人は鈴木先生の案内に従ってフェレットとの面会したのですが、残念な事にフェレットは私達を数回見た後、直に眠ってしまいました。
鈴木先生が言うには『恐らく、今までの疲れが一気に来てしまっている』とのことでした
私達3人は『じゃあ、そっとしておいてあげよう』と診察室の外に出て、これからのフェレットの処遇について話し合いました。
結果としてフェレットを食べる危険が有る犬や猫を飼いない、私の家がこの3人の中では一番妥当なのでは? ということで今私はフェレットを飼うのに一番の障害に成るであろう、お父さんを晩御飯の時間に『フェレットを飼っても良い?』とお願いしているところです。
「お父さん、フェレットを飼っても良いかな?
あの、その……家は喫茶店の経営をしているからペットが厳禁なのは分かってるんだけど……」
「フェレット? フェレットって何だい、なのは?」
あんまり我が儘を言わない私が勇気を振り絞って言ったお願いは
『フェレット? 何それ?』というお父さんの表情と言葉で私に返ってきました。
お父さんの一言で私だけでなく、お兄ちゃんやお姉ちゃんも椅子から滑り落ちそうになりました。
「お、お父さん、フェレットていうのはイタチの仲間だよ、昔はペットとして結構人気あったんだよ」
「あぁ、イタチの仲間か、すまんな美由希助かったよ
んーイタチの仲間か……なのははどうして急にフェレットを飼おうと思ったんだい?」
お姉ちゃんからのアドバイスでイタチがどういう動物なのか理解したお
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