Moscape
その1
刺客 -狂犬-
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「ククク...ならば、そこで永久に休んで貰おうか」
声が聞こえた。"奴ら"だ。
そこには刺客の一人の姿があった。いや、一匹というべきか
「どうやら、驚いてるようだなモス川ァ!!!俺の足から逃げられると思うなよ!」
驚くのも無理はない...だって...
「犬じゃん!しかもしゃべってるし!」
「あっ、かわいいですね!」
ジョーカーさん、はしゃぐ。
「この狂犬の銀空と言われた俺が!お前を倒してやる!この速さについてこれるかな?」
犬が高速で移動する。目で追うことはできない
速い!
だが、私には手がある
「おすわり!!!」
銀空の動きが止まる。
「しまった!つい反射でおすわりをしてしまった!」
チャンスだ!これでとどめだ!
そう思ったとき、「彼」が、それを遮るかのように叫ぶ。
「待ってください!モス川さん!」
「ジョーカーさん?!」
「こんなに聞き分けのいい犬、なかなかいませんよ!飼いましょうよ!」
えっ...どういうこと...
「えっ...どういうこと...」
おすわりした犬が私の心を読んだかのようにそう言った。
「ほら!ちゃんと躾すれば、頼もしい仲間になりますって!ね!」
「え、えぇ?まぁ、ジョーカーさんがそう言うなら...いいですよ!」
銀空は尻尾を振りながら言った
「え?そ、そうっすか?じゃあ仲間になりますね」
「じゃあ、その...よろしくお願いします!ジョーカーさん!」
「こちらこそ!よろしくお願いします!」
満面の笑みのジョーカーさんがそこにはあった。
なんだか、変なことになったけど...まぁいっか
「よろしく!銀空さん!」
「は?誰ですかあなた?」
この犬!むかつく!!!!!
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