第9話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
原作通りに一夏が負けた。 ふん、やっぱりダメダメだな。 やっぱり専用機は俺みたいな最強系イケメン主人公が持ってこそだろう。
それでも『親友を慰めてやりながら、ちょっと悪者役をやってやることでヒロインの負担を減らす』役をやってやろう。
さりげない気遣いでヒロイン達のハートを鷲掴みだぜ!!!
ピット内から一夏の叫び声が聞こえる。 流石現実。 負けて悔しいからって一夏はあんなに取り乱すのか……。 ふ、雑魚だな。
「おいおい、騒がしいなぁ一夏。 負けたからって叫んでちゃダメだろ」
「はぁ……、何しに来たんだ? 御神」
「ま、今回はお前が未熟だったって事だ。 俺なら勝てたね」
「はぁ……、会話になってねぇし」
何か行っているが、声が小さくて聞き取れんな? ま、どうせ、さりげない気遣いをした俺への感謝とかだろう。
それよりもいつまでピットにいるんだ? 終わったんなら早く立ち去ったほうがいいんじゃないか?
「先生方、まだピットにおられるのですか? もう一夏の試合は終わりましたよね?」
「なんだ、お前は知らんのか? これからオルコットvs友永の試合があるんだぞ?」
なに!? 原作にそんな展開はなかったはずだ!! 待てよ……。 原作に無い展開。 いなかったはずのヒロイン。 そして、俺がいると言う事実。
ピキーン 閃いたぜ!!!
つまりココは原作準拠のパラレルワールドで、俺が生まれたことにより追加された、もしくは俺のヒロインとして生まれたのが風音ってことか!!! なるほど。 ならあのツンデレっぷりも頷けると言ったところだな。
そうか、風音は俺のヒロインだったのか。 これからどんどん活躍する俺に徐々に気持ちが傾いていくってところだな。
ふ、生まれながらにして主人公の嫁が決定してるなんてこれも神様特典ってやつだな。 それにあの容姿。 最強系イケメン主人公の俺の隣にふさわしいのはやっぱりあれぐらいの美少女だよな。ニヤ
「……滅茶苦茶いやらしい顔になってるぞ」
「……織斑先生、出席簿は」
「……あんなもんに出席簿を当てたら出席簿が腐るだろう?」
「……あ〜確かに」
おっと、別にヒロインが決定していたからと言ってハーレムを作らないわけじゃないぜ? というよりハーレム筆頭が風音ってだけだろうしな。 それにきっと俺の妻となるべき人間だったら、俺に相応しい能力を持っているだろうしな。
ふ、戦いを見ていてやるぜ風音。
「ブルッ!!! うわぁ、なんか異常な寒気が……」
「風音さん。 あなたISを展開しなくてもよろしいんですの?」
「あ、セシリン。 大丈夫大丈夫。 今展開するから。 えっへへぇ、今回のはすっごいよぉ!!!!」
モニター
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ