暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0191話
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差地点から離脱する。同時にデュエルからミサイルが発射され……それが着弾する前にグゥル越しにビームライフルを発射した。
 トリケロスから発射されたビームはグゥルを貫き、ミサイルを着弾前に誘爆させデュエルの右脚へと着弾して破壊し、その残骸を海へと撒き散らす。

「もう一発……は無理か」

 正真正銘、今の一発が最後のエネルギーだったのだろう。右脚と左腕を失ったデュエルはそのまま海中へと落下していく。
 それを追撃しようにも、最後のビームを放った瞬間ブリッツのPS装甲はダウンして灰色の機体色に戻っている。
 推進剤も残り少ない。一度アークエンジェルに戻るべきだな。
 モニタでアークエンジェルの姿を探し……近くの島に不時着しているのを発見する。そしてアークエンジェルの主砲であるゴットフリートの砲塔の先には右腕が無くなって不時着したと思われるバスターの姿があった。
 そのバスターからはディアッカと思しき人物が両手を上げてコックピットから出ている。

「ブリッジ、聞こえるか?」
「アクセルさんですか!?」
「ああ。こちらはデュエルを撃退した。そちらの状況はどうなっている?」

 通信に出たミリアリアが、俺の顔を見てほっとした様子を見せる。

「フラガ少佐がバスターを撃墜、パイロットは投降するようです」
「ムウは?」
「バスターの攻撃でスカイグラスパーが損傷を受けて海に不時着しているようですが、応急修理で間もなく帰投可能との事です」
「そうか」

 ミリアリアの様子を見るに、特に命に別状はないのだろう。そう判断すると、モニタにナタルの姿が映し出される。

「アクセル・アルマー。悪いがバスターの近くでこちらから人員を出すまで見張っていてくれ。今は大人しく投降するつもりのようだが、一人にしておくと何をするか分からんからな」
「了解した。だが、見ての通りPS装甲がダウンしているから人員はなるべく早く寄こしてくれ」
「分かってる。こちらも急がせる」

 ナタルの言葉に溜息を吐きつつも、バスターの方へとブリッツを向かわせる。

「ストライクはどうしてる?」
「現在、イージスと交戦中だ。援護をしたいがアークエンジェルは動けないし、ブリッツもエネルギー切れ。スカイグラスパーも前回と今回の戦いで両方損傷している為に動かせないからな。ヤマト少尉を信じるしかないだろう」

 取りあえずトールの死亡フラグは叩き折る事に成功か。後はイージスの自爆でキラが無事行方不明になってくれればこの戦闘での目的は全て達した事になる。
 そんな事を考えつつも、山の斜面に座り込むようにして不時着しているバスターの側へと辿り着く。そのままブリッツのコックピットを開き、乗降ワイヤーで地面へと降りる。

「あんたが俺の監視役って訳?」

 両手
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