黄巾の章
第1話 「しゅ、しゅみましぇん! あう……かんじゃった」
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。でもそれを決めるのはお兄ちゃんにしてほしいのだ」
「俺が?」
「お兄ちゃんの判断は間違ったことがないのだ。だから鈴々はお兄ちゃんにまかせるのだ」
「……その信頼は嬉しいけど、自分で考えるのをやめちゃダメだよ? 前も言ったとおり頭を使って考えるんだ。それが良い将の条件なんだから」
「にゃ〜……が、頑張るのだ」
鈴々の頭は他の人、自分は武、という考え方はある意味思考の放棄だ。
鈴々の今後のためにも、それだけで終わって欲しくはない。
「桃香も愛紗の意見もわかった。最終判断は俺でいいの?」
「うん。ご主人様に任せるよ」
「私もです」
「ふむ……」
ちらっ、と幼女二人を見る。
俺が最終判断と聞いて、ドキドキしているのだろう。
顔を高潮させ、手を握り、上目遣いでこちらを見てくる。
なに、この可愛いどうぶつ。
「……とりあえず、俺の決定を伝えよう」
「「は、ひゃい!」」
ぐぐっ、と乗り出した二人。
だから俺はこう言った。
「兵にするのは不合格。だからだめ」
「「ええええええええええええっ!」」
幼女の絶望の声が響き渡った……
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