暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
8話:伝えきれない思い
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シードを集めてる!自分が暮らしている街や、自分の周りの人達に危険が降り掛かったら嫌だから!これが私の理由!!」
「………」
なのはの言葉に迷いを見せるテスタロッサ。その顔はどこか寂しげな感じがあった。
「………私は―――」
「フェイト、答えなくていい!」
「―――っ!?」
テスタロッサは小さく口を開くが、それはアルフの大きな声で阻まれる。
「優しくしてくれる人達のとこで、ぬくぬく甘ったれて暮らしているようなガキンチョになんか(バンッ)っ!?」
「誰が甘ったれてるって…?」
アルフが叫ぶが途中、俺が放った弾丸がアルフの足下に当たり、中断される。
「小学生が覚悟を持って決めた志に、そんな事言ってんじゃねぇよ」
「っ!?(この感じ、なんなんだい!?さっきまでの雰囲気とはまた違った…!)」
「そんなよそ見していていいんですか?」
「!?まずっ(バチィ)ぐあぁぁ!」
アルフに意識を向けていたせいで、ウェザー・ドーパントの攻撃をまともに受ける。
「くっ…!(あいつらは…)」
地面に倒れながらも、空中にいる二人の様子を見る。
すると、テスタロッサが先に動き出した。だが、その向かう先はなのはではなく、封印されたジュエルシードだった。
「先にジュエルシードを取りますか。ですが、させませんよ!」
テスタロッサの行動を見たウェザー・ドーパントは腰に巻かれた武器、「ウェザーマイン」を使いジュエルシードへ向かって攻撃を放つ。
なのはもテスタロッサの後に続き、ジュエルシードへ向かっていく。
テスタロッサのデバイスの「バルディッシュ」、なのはの「レイジングハート」、ウェザー・ドーパントの「ウェザーマイン」。
三つの武器がジュエルシードを前に衝突する。その時、一瞬時が止まったような沈黙が走る。
そして次の瞬間、二つのデバイスと一つの武器にひびが入り、、同時にジュエルシードを中心何かが爆発するような閃光が周りを包み込む。
「くっ、なんだ!?」
「フェイト!?」
「なのは!?」
そしてその閃光は、青白い光の柱となる。その柱は最初に見たものとは比べ物にならない程大きなものだった。
だが、その光の柱もすぐに収まった。そして、その元にあるジュエルシードは、異様なまでに光っていた。
「くっ、ウェザーマインが…。それにあのジュエルシード……ここは一旦引きますか」
「っ!?待て!」
ウェザー・ドーパントはそう言い残し、灰色のオーロラを通ってこの場から去っていった。
そんな中、閃光が晴れた事によって無事が確認できた二人は、ゆっくりと道路に着地。それぞれジュエルシードを見据えていた。
〈マスター、今ジュエルシードは危険な状態にあります!封印を!〉
「わかった!
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