暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
8話:伝えきれない思い
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いた時にはもう、青白い光が収まっており、ジュエルシードが光っていた。その空中では、なのはとテスタロッサが戦っていた。

「ディケイド!」
「またあんたかい!」
「っと、ユーノと…誰だっけ?」
「私はアルフだ!ちゃんと覚えておけよ!」
「いや、名前初めて聞いたからな」

ジュエルシードの側では、ユーノとこの間の狼が戦っていた。
だが、そんな状況にも変化が訪れる。道路の脇から、灰色のオーロラが現れたのだ。

「あれは…!」
「来やがったな!」
「なんだい、なんなんだい!?」

そのオーロラが移動すると、そこに複数の怪人と、ウェザー・ドーパントが現れた。

「また会いましたね、ディケイド」
「井坂…!」
「その名前で呼ばないで欲しいですね。今はウェザーメモリを使った、ウェザー・ドーパントですよ」

そう言いながら右手を上げるウェザー・ドーパント。

「さぁ、狙うはあそこにあるジュエルシード。奪ってきなさい!」
「「「「「「オォォォーーーーー!!!」」」」」」

「…来い。テメェ等なんか、俺が破壊してやる…!」
〈 Sword mode 〉

ウェザー・ドーパントは右手を降ろし、指示を出す。俺は腰に付いているライドブッカーをソードモードへ変え、構える。

「オオォォ!」
「はぁっ!」
「ガァァ!?」

「相変わらずすごいな…」
「…………」

襲ってきた怪人を、剣で斬りつけ押しのける。ユーノやアルフは俺の戦闘を見て驚いてるようだが、気にしてはいられない。

〈 ATACK RIDE・SLASH! 〉
「はぁあ!!」
「「「「ガアァァァ!!?」」」」

カードを発動し、周りに群がっている奴らを斬りつける。

「フェイトちゃん!」

そんな中、不意になのはの声が響き渡る。上を見上げると、なのはとテスタロッサがお互いのデバイスを向け合っていた。

「話し合うだけじゃ、言葉だけじゃ何も変わらないって言ってたけど…。だけど、話さないと、言葉にしないと伝わらない事もきっとあるよ!」
「………」
「ぶつかり合ったり、競い合ったりするのは、仕方ないのかもしれないけど。だけど、何もわからないままぶつかり合うのは…私、嫌だ!」

「ウォォォ!」
「今大事な話してんだ。邪魔、すんな!」
「グッ、ガァア!?」

なのはの一方的な話を聞いていた俺に、一体の怪人が襲いかかる。だが、俺はそれを蹴り、剣を振るって切り捨てる。

「私がジュエルシードを集めるのは、それがユーノ君の探し物だから。ジュエルシードを見つけたのはユーノ君で、ユーノ君はそれを元通りに集めないといけないから。私は、そのお手伝いで。だけど、お手伝いをするようになったのは、偶然だったけど、今は自分の意志で、ジュエル
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