第二幕その三
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が約束を破ったことがあるか?長い付き合いで」
「いや」
ザミエルはそれには首を横に振った。
「だろう?なら安心してくれ。いいな」
「わかった」
ザミエルはそれを認めた。
「しかし念を押しておこう」
それでも彼はこう言った。
「明日の期限・・・・・・決して忘れぬようにな」
雷が鳴った。そして鈍い雷鳴が谷の轟く。その光がザミエルの禍々しい顔を映し出した。
雷鳴が消えるとザミエルもまた姿を消していた。後にはカスパールだけが残っていた。
見れば刀を差した髑髏は何処かへ消えていた。そのかわりに今まで髑髏があった場所に小さな窯があった。その中では灰火が燃えていた。
「消えたか」
カスパールはそれを見て呟いた。だが辺りはまだ怪しげな気配に支配されている。
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