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第一章 大戦期
第十四話
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「なんかイメージと違うね☆」
「威厳というものを感じられないからな」
会議は円卓に各勢力のトップが座り、横にその補佐が立ち、彼らが各勢力の代表として意見を交換していく形で進められるらしい。
補佐に関してはトップが会議の初めに発表するらしい。
この会議場はトップの後ろにそれぞれの勢力の席があり、今回集まった全員がこの会議に出席している。
円卓の三つの席に各勢力のトップが座り、会議が始まる。
悪魔の席にはマオー様が、堕天使の席にはアザゼルが、そして天使の席には聖書の神が座った。
聖書の神……、初めて見るし、その素顔も純白のローブに隠れて見ることはできない。
だがその姿から発せられる聖なるオーラはそれだけで俺たちにとって猛毒であることを本能的に理解する。
「では会議を始めるにあたり、各勢力の補佐を決めようか」
マオー様がどうやら会議の司会も兼任するようだ。
「我々は熾天使の一人ミカエルを補佐とする」
聖書の神がそう言うと、後ろからミカエルが現れる。
妥当といえる選択だろう、ミカエルならば間違った判断も下さないはずだ。
「俺たちからはバラキエルを補佐とさせてもらうぜ」
アザゼルたち堕天使はバラキエルを補佐としたことに俺は少々驚いた。
てっきりこのような場には頭脳担当のシェムハザを連れてくると思ったからだ。
「シェムハザは今回コカビエルが暴走しないか監視してもらってる」
アザゼルのその言葉を聞き会場はなんとなく納得した雰囲気になる。
確かにあのコカビエルならアザゼルのいない隙にまた戦争を始めかねないからな。
「では僕たちは、鏡夜・N・ハルファスを補佐としよう」
「ハァッ!?」
会場もマオー様の言葉にざわめくが俺が一番驚いている。
とりあえずマオー様の席に向かうと他勢力の方から声が聞こえる。
「あれがガンダムか……」
「あいつが噂の白い悪魔」
「専門家ですらどうやって倒せばいいのかわからないと匙を投げたそうだぞ」
ちょっと待て、専門家ってなんだ?
「皆さんお分かりと思うが彼こそ冥界の若きエース、ガンダムです」
マオー様がそう言い放つとなぜか悪魔サイドから歓声の声が湧く。
とにかくこのままガンダムといわれ続けるわけにはいかないので訂正する。
「待て、マオー様。さすがにガンダムと呼ばれるのは少々不本意だ」
「ふむ。では鏡夜君、君はなんと呼ばれたいんだい?」
マオー様がニヤニヤと笑みを浮かべながら聞いてくる。
「そうだな……。ならばせめて、ガンダムマイスターと呼べッ!!!!」
この時から俺は、ガンダムマイスターという称号を手に入れた。
「さて、会議を始めよう」
先ほどのくだりは無かったかのように会議が始まる。
「議題は二天龍をどうするか?だよ。発言する
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