機動戦士ガンダムSEED
0190話
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た。……っと」
敵の先制攻撃か何かだろう。急にアークエンジェルが艦を斜めにするのを感じた。
「ブリッツ、アクセル・アルマー、出るぞ!」
カタパルトデッキから射出され、同時に左側のカタパルトデッキからグゥルが発射される。無線誘導によりグゥルの上部へと着地成功。
グゥル射出後、すぐにムウの乗ったスカイグラスパーがランチャーストライカーパックを装備して射出される。ストライクは空を飛ぶ手段がないので、アークエンジェルの甲板へ。
グゥルに乗って空を飛んでいるブリッツを見つけたのだろう、デュエルがビームライフルを連射しながらこちらへと突っ込んで来た。その機先を制するかのようにアークエンジェルからスレッジハマーやヘルダートの多数のミサイルが発射されるが、その悉くを撃ち落とし、あるいは斬り裂き、回避しながらこちらへと距離を詰めてくる。
「この前とは違うという事か」
ここが最後の攻撃のチャンスという事もあるし、ニコルの敵討ちという思いもあるのだろう。いつもより強い気迫を感じさせる。
デュエルが執着しているブリッツに。そしてバスターとイージスがストライクとアークエンジェルへと攻撃を仕掛け、それを阻止するかのようにスカイグラスパーがバスターへとちょっかいを出す形で戦闘が開始される。
「だが、こちらとしてもそうそう簡単にやられる訳にはいかないんでな!」
デュエルから発射されたレールガンを回避しながら、距離を詰めてトリケロスに内蔵されているビームサーベルで通り抜けざまに一閃する。しかしデュエルが咄嗟に機体の前に出したシールドで攻撃を受け止められた。
「貴様もニコルの仇の一人だ、絶対にここで落とす!」
一瞬だけ開かれた接触通信でそんな声が聞こえてくるが、俺はそれを無視してそのままデュエルの横を通り過ぎる。だが敵もそれを許す程甘くはなく、グゥルとアサルトシュラウドに装備されたミサイルポッドから同時に大量のミサイルを発射する。
このまま回避するか? いや、そこを狙われたらやばい。となるとまずはあのミサイルを片付けないと……
その時、俺と同じくバスターから発射されたミサイルの群れに狙われつつも、海面スレスレを飛びながら上がった水飛沫でミサイルを迎撃しているスカイグラスパーの姿が目に入った。なるほど、同じ手を使わせて貰うか。
10発以上のミサイルを引き連れ、海面に急降下。スカイグラスパーと同じく海面ギリギリをグゥルで飛ぶ事により水飛沫を上げて背後から迫ってきていたミサイルを誘爆させ、グゥルを急上昇させてデュエルから距離を取った。
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