第五話 日本帝国
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未練があった。 そのため、今はまだ保留にすることを伝えた。 返事はいつでもいいと巌谷少佐は笑って答えてくれた。
帝都にある軍施設に到着した俺達はガンダムを研究施設へと搬入した。 この施設は帝国技術廠第壱開発局といい、この施設でガンダムの解析をするらしい。 どうしても必要な時は、俺を呼ぶらしい。
その後、帝都城へ向かい将軍に謁見する事になった。 巌谷少佐が大陸の戦況報告も兼ねて俺の事を報告するらしい。 俺は、将軍と聞き暴○ん○将軍のような雰囲気をした人かと思ったが、いざ謁見してみたら違う意味で衝撃を覚えた。
「お初にお目にかかります。私の名は煌武院悠陽と申します。よしなに」
将軍の名前は煌武院悠陽(こうぶいん ゆうひ)。 年齢は俺よりも若く幼い少女だった。 先代将軍が亡き後、将軍に任命されたとは聞いていたが、まだ10歳くらいの少女が国の長というのに俺は内心驚いた。
「巌谷少佐殿からはお話を伺っております。 そなたの事を聞いても宜しいですか?」
俺は慣れない言葉遣いではあるものの、自分に起きた事を終始話す事にした。
「・・・にわかには信じ難いですが、そなたとガンダムという機体が存在する以上、私も信じましょう。 ですから、どうか我が国と民を護るためどうかその力、お貸し下さいませ」
「謹んで承ります、将軍殿下」
俺は深く頭を下げお辞儀し殿下との謁見を終えた。
この後、俺は帝国軍に入隊する手続きをし、次世代試作戦術機の名目でガンダムの開発衛士として帝国軍に入隊した。 カバーストーリーとして俺のことは巌谷少佐が予め用意したものを帝国軍に提出し事なきを得た。
カバーストーリーは、身寄りのない俺を巌谷少佐が引き取り、ガンダムに乗るための特殊な適性検査をした所、高い数値を出したために急遽、ガンダムの開発衛士に任命したとの事だ。
こうでもしないと上層部が納得しないため用意したらしい。 階級は少尉で、主にデータ収集をする事になる。 俺の身元引き取り人となった巌谷少佐には本当に感謝している。
この日から、俺はこの国を護る帝国軍人としての生活が始まった
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