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スーパーヒーロー戦記
第72話 夕日の決戦
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インドでグルグル巻きにしてしまったのだ。
 胴体と手は勿論両足も縛られてチャーシューの様な状態になってしまったシグナム。
 動けず芋虫の様にしか動けない彼女を甲児は肩に担ぎ上げる。
「離せ! 私に触るなこのケダモノがぁ!」
「さぁて、こっから先はR指定だからお子ちゃまの居ないところでゆっくり楽しむとすっかぁ」
「うひゃぁ〜! 夢にまで見たR指定が生で見られるんかぁ。楽しみやなぁ〜」
 そう言いながらなのはとフェイトを残しその場から消えるように去っていく三人。
「た、助けなくて良かったの? なのは」
「良いんじゃない。はやてちゃんだって考えての事だろうし。それに甲児さんは言って聞くような人じゃないから」
 なのはは半ば諦めていたようだ。甲児は言って聞くような球じゃないと言う事に。そして三人が消えた事に何も感心を持たないかの様に席に座りコーヒーを飲むなのは。
 そんななのはを見る辺り図太いと言うか何と言うか。
 そんな感じに思えるフェイトであった。
 その後で、部屋の奥から甲児とはやてに嫌らしい笑い声と共に聞こえて来るシグナムの悲鳴があったのだが、それは聞こえない事にしておいた。




     ***




 甲児達がお楽しみをしているそんな中、南光太郎は立花籐兵衛と共に居た。二人が居るのはかつてダブルライダーを鍛え上げた訓練場であった。
「しかし、RXにパワーアップした状態のお前さんに今更更なるパワーアップなんか必要あるのか?」
「必要なんです。確かに僕はRXにパワーアップ出来た。だけど、僕が優先的に戦えるのは怪人や同程度の大きさの敵位なもんです。怪獣や大型ロストロギア。それに戦闘獣などが相手では分が悪くなってしまうんです。なのはちゃんやはやてちゃん達みたいにどの敵とも対等に戦えるようにならなければパワーアップした意味がないんです」
 光太郎の言葉を聞いた立花は腕を組み難しい顔をしていた。本来仮面ライダーは常人離れした力を有しているとは言えその大きさは人間と大差ない。その状態で20m以上の戦闘獣や50m以上の怪獣や超獣が相手では分が悪すぎる。だが、これから戦いは更に激化していく。そうなった時に大きさが違うからと言って戦えないとは言っていられない。
 それではブラックからブラックRXにパワーアップした意味がない。せめてサポートが出来る位にはならなければいけないのだ。
 その為にはRXにパワーアップしただけでなく更なるパワーアップが必要なのだ。
 だが、言う程簡単な事ではない。蟻が象に勝てる筈がないのだ。
「気持ちは分かるが、はっきり言う。改造人間で怪獣や巨大ロボットを倒すのは無理だ」
「くっ……」
 分かってはいたがそれは辛い答えであった。だが、何かしら方法が欲しかった。攻めて勝てないまでも彼等
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