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とある六位の火竜<サラマンダー>
友達
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ったね。すごいかっこよかったよ。」
「そんな・・・御坂さんこそ・・・」
「お姉さま〜!!!」

佐天の言葉を今度さえぎったのは白井。どこからかテレポートしてきて御坂に抱きつく。さらに初春が心配そうに佐天にかけよってくる。

「佐天さん、大丈夫ですか!?顔が・・・!!」
「このくらい大したことないって。」

心配そうに訊いてくる初春を安心させ、離れない白井に電撃を浴びせている御坂を見ながら佐天はさっき言えなかった言葉をつぶやく。

「御坂さんもかっこよかったです!!」





「そういえば神谷さんはどこにいきましたの?訊きたいことがありましたのに・・・」
「神谷ならさっき・・・」
「はぁ・・・疲れた〜。よく考えたら事情説明って風紀委員<ジャッジメント>の仕事だよな・・・」

ようやく落ち着いて御坂から離れた白井に佐天が答えようとすると、ちょうど蓮が愚痴りながら戻ってきた。さっきから言葉をさえぎられている佐天はちょっと不満げだ。

「神谷さん、ちょっとよろしいですか?」
「ん?どうした?」

真剣な顔で白井は蓮に尋ねる。

「あなた、なにものなんですの?」
「・・・なんのこと?」
「誤魔化さないで。」

一瞬黙った後に誤魔化そうとした蓮を逃がさないというように言ったのは御坂。

「あんな炎をだせる人がただの発火能力者<パイロキネシスト>なわけないじゃない。」
「・・・・・・」

黙り込む蓮を見る御坂と白井の目は真剣。誤魔化しはきかないのが見て取れた。そんな3人の様子に佐天と初春は心配そうな顔で蓮を見る。

「はぁ・・・。分かりました、言いますよ。」

ため息をついて蓮は話しはじめる。

「柵川中学1年、神谷蓮。能力は発火能力<パイロキネシス>。‘炎使い’<フレイムマスター>のレベル5。7人のレベル5の第6位。・・・こんな感じでいいですか?」

蓮のことを知り、唖然とする御坂と白井。蓮はまだ心配そうな佐天と初春に大丈夫と笑顔を見せてから悪戯っぽく笑って訊く。

「驚きました?」
「あ、当たり前じゃない!神谷くんもレベル5だったの!?」
「聞いたことがありますわ。レベル5の第6位は発火能力者<パイロキネシスト>の頂点にして火竜<サラマンダー>と呼ばれていると・・・」
「たぶん白井の情報はあってるよ。そう呼ばれてるらしいし。」

驚いている御坂たちを笑ってみながら白井の情報を肯定する蓮。そこで御坂が不満げに言う。

「でもなんで言ってくれなかったの?」
「あ〜っと、それは・・・・」

言いよどむ蓮。その様子を見てそれまで黙っていた佐天が口を開く。

「距離をあけられたくなかったんだよね?」
「ちょっ、佐天!!」
「「距離?」」

慌てて蓮がと
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