暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0189話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
きれない弾頭だけをトリケロスに内蔵されているビームライフルやビームサーベルで撃ち落とし、斬り裂いていく。
 ミサイルだけではこちらを足止めできないと悟ったか、バスターの代名詞である腰に装備されている2つの砲をこちらへと向けてきた。
 レールガンとビームライフルだ……どちらもバスターという機体名通り威力的には破格の物があるのだが。

「加速」

 だが、敵にわざわざそんな物を撃たせる程に優しくない俺は、精神コマンドの加速を使ってグゥルの速度を全開にし、バスターの懐へと潜りこむ。

「はぁっ!」

 そしてバスターの横を通り過ぎつつ、通り魔のようにビームサーベルを一閃する。
 既に砲口をこちらへと向けていたバスターにそれを回避する術はなく――元々バスターにはシールドがないのでビーム攻撃を受け止める事は出来ないが――そのままビームサーベルに斬り裂かれるかと思った次の瞬間、機体を斜めに。つまりはグゥルを盾にするようにしてビームサーベルの一撃を受け、斬り裂かれたグゥルをこちらへと蹴りつけてきた。

「邪魔だ!」

 偶然か、あるいはディアッカによる無線操作によるものか、グゥルではなくブリッツの方へと突っ込んで来たバスターのグゥルへとビームライフルを撃ち込んで撃破する。

「バスターは……逃がしたか」

 グゥルが爆散した後には既にバスターの姿はどこにもなかった。恐らく俺がグゥルを攻撃した隙に海中へとその身を沈めて今頃は潜水艦へと向かっている所だろう。

「残るはイージスとディンのみか……ん?」

 その2機。正確には2機と戦っていたストライクとスカイグラスパーの姿を探して周囲を見回した俺の目に入って来たのは、近くにある島で地上戦を行っているストライクとイージスの姿だった。既にエネルギー切れでPS装甲がダウンして灰色に変わっているイージスと、そのイージスにビームサーベルで斬りかかろうとしているストライク。そしてそのストライクの後ろからイージスを助けるべく突撃機銃を連射しながら突っ込んでいくディン。
 次の瞬間、ディンの攻撃を悟ったストライクが振り向きざまにビームサーベルを突き出し、その突き出されたビームサーベルはディンのコックピットを貫通、そして爆散した。
 そしてその爆散した光景をただじっと見つめる2機の姿。……恐らくビームサーベルで貫くその一瞬にニコルの断末魔を聞いたのだろう。自分の親友の友人であるニコルの断末魔を。
 数十秒程呆然としていたストライクだったが、近くまで来ていたアークエンジェルからの通信に我に返るとすぐに撤退する。そして唯一そこに残って身動き一つしないイージス。その隙を逃がさないようにアークエンジェルからバリアントが放たれるが、すぐに我に返ったイージスは撤退していった。

「ブリッジ、ムウはどう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ