機動戦士ガンダムSEED
0189話
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って、艦から電源を貰ったアグニで砲撃して敵の見えない所から攻撃するってのはどうだ? 俺は敵をかく乱する意味も込めて、グゥルで出る」
「そうだな……良し、いいだろう。艦長達に提案する。ちょっと待ってろ」
原作でもこの作戦で有利に戦いを進める事が出来たのだから、特に問題は無い筈だ。そして案の定、ムウは上手く許可を取り付けたようで口元に笑みを浮かべていた。
「アクセルの作戦を採用する事になった。坊主、いいな?」
「はい!」
キラが返事をするのを横目に、ブリッツをカタパルトデッキへと移動させる。
「マードック、俺が出たらすぐにグゥルを発進してくれ」
「あいよ」
「アクセルさん、スモークディスチャージャーにより視界がいつもより悪いですので気をつけて下さい。敵はイージス、デュエル、バスター、ディンです。……それと」
いつものように管制をしながら、何か言い淀むミリアリア。
「どうした?」
「その、トールを止めてくれてありがとうございました」
「気にするな。アクセル・アルマー、ブリッツ、出るぞ!」
その言葉と共に、リニアカタパルトでブリッツが射出される。同時に、アークエンジェルの左舷カタパルトデッキからグゥルが発射。ブリッツからの無線コントロールにより、上手くその上部へと着地する事に成功した。
煙幕の中をグゥルで突破し、まず最初に目に入ってきたのはブリッツと同じくグゥルに乗っているイージス、デュエル、バスターの3機。そして自力で空を飛んでいるディンが1機。
「まずは挨拶代わりだ」
グゥルに装備されている6連装ミサイルランチャーでミサイルを盛大にばらまく。とは言っても、ミサイルの効果があるのはディンと4機のガンダムが乗っているグゥルだけなので本当に挨拶代わりでしかない。
それでも一回限りのミサイルのシャワーにまともに当たる気はないらしく、全機がバラけて攻撃を回避した。
「ムウ!」
「分かってる!」
その隙を突くかのように発進したソードストライカーパックを装備したスカイグラスパーがアークエンジェルの上空へと陣取り、敵の位置をストライクへと送信する。
「アクセル!」
そしてムウの声を聞き、グゥルをアークエンジェルの横。煙幕の中へと退避させる。俺が移動したのと殆ど同時に煙幕の中から赤色の強力なビームが放たれた。ストライクのアグニだ。
しかし残念ながらその攻撃は当たる事なく回避される。
……さすがに敵の位置を聞いてからの射撃ではタイムラグがあるか。
しかし煙幕の中からの一撃があると理解すれば、どうしてもその一撃は警戒しなければならないだろう。
「キラ、攻撃は外れたが敵は今の一撃で俺だけに集中する事は出来なくなった。その調子で頼む」
「はい、分かりました
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