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妖刀使いの滅殺者
第19話
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ピナも疲れている様子だ
俺はあれくらいならもう慣れたもんだ

「とりあえず、一呼吸おいたら次の目標、行くぜ?」

一応確認だけしておく

「いいよ〜。でももう少しまってぇ」

「すみません、私も同意見です…」

まぁあんな連戦の後だ、俺としてもゆっくり休憩してほしいな









すこし歩いて安置へと座り込む

「…そういえばレイさんとサチさんって結婚してるんですよね?」

「ん?あぁそうだが?」

「てことは、まずお付き合いからってことですよね?やっぱり告白はレイさんからですか?」

サチは少し頬を赤らめている
対照的に俺はいたって普通を「装っている」

「まぁな」

「なんて言ったんですか!?」

輝かしい目で見てくるシリカとピナ。しかしそこまでは言えんなぁ

「秘密」

「えぇー!じゃ、じゃぁ、その、指輪とかは…?」

俺とサチは左手を差し出して薬指を見せる

「これが私たちの指輪だよ」

「すごぉい」

「ちゃぁんと内側に文字も彫ってあるんだぜ」

あくまでポーカーフェイスを「装う」
流石におれも少し恥ずかしい…

「なんて書いてあるんですか?」

サチが人差指を口にあてて

「ひ・み・つ」

と勿体ぶった

「それくらいいいじゃないですかぁー!?」

よし、休憩終わるか

「さ、行こうぜサチ」

「そうだね」

「ちょっとぉ!ってあれ?レイさん顔赤いですよ…?」

あわてて顔を逸らした。しかしそれがシリカの狙いだったようだ

「嘘ですよ?どうしたんですかぁそんなに慌てて顔逸らしてぇ」

してやったり、と言わんばかりの表情をうかべている
一本とられた気分だ。さっさと狩りを始めよう…

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