第二幕その五
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度で死ぬ筈もないが」
マックスは息はしていた。だがその顔は恐怖のせいか蒼白なままであった。
「もっとも今日までの命だ。明日になれば貴様は魔王の下だ」
やはり酷薄な笑みを浮かべていた。
「貴様の愛しい花嫁と共にな。そして俺は」
また姿を現わした月を見上げた。青白い月を。
「また命を授かる。そして永遠に生きるのだ」
月を見上げて笑っていた。その顔は完全に夜の世界の住人のそれであった。
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