第3章:武器屋トルネコと幼女騎士リューラ
第8話:出会微少
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いるのだが、その対象になっているリューラさんが唯一分かってない。
私の良い人像を壊さぬ為にも、今後もアローには優しく接する振りをせねば…
トルネコSIDE END
(エンドール)
アローペクスSIDE
生まれて初めて人間達と同じように宿屋へ泊まる。
すげーワクワクしてきたぜ!
これもリューラのお陰だろう。
大きな悪戯をしたオイラを殺す事もなく、優しく今後の事を考えてくれたリューラ…
美しすぎるぜ! 惚れちまったぜ!!
お父さんを捜す為、世界を旅しているみたいだし、協力してオイラの良さを知ってもらおう!
まぁ邪魔なのはトルネコの親父だな…
コイツの考えは直ぐに解った…
リューラの美しさに目が眩み、息子の交尾相手に確保しておきたいんだろう。
あんなヘタレにリューラは渡さねー!
この旅を通じて、オイラが男らしいと知ってもらい、一緒に幸せな未来を築き上げるんだ!
だからオイラは今、シャワーを浴びているリューラの部屋の前で、アホが忍び込まないように見張ってやってるんだ。
すると、どことなく性格の悪そうな女が階段を上がって、リューラの居る部屋の前を通り過ぎようとしている。
オイラとしては早く立ち去ってもらいたいのに、オイラの事をジロジロ見て笑顔を振りまいてくる。
何だコイツ…気持ち悪い!
「あら〜、結構可愛い男の子じゃない!? 坊やお名前は?」
女はオイラに名前を聞いてきた…
何で名前を聞いてくるんだ? 大体“可愛い”ってなんだよ!
「う、うるせーなぁ…何だよお前…?」
「あら!? 随分と口が悪い坊やね…まぁ良いわ。私の名前はマリー…よろしくね」
お前の名前なんか聞いてねーよ…あっち行けよ馬鹿!
「お前の名前なんかどうでも良いんだよ…オイラに何の用だよ…」
「可愛い男の子に話しかけるのに、用なんて必要ないでしょ! こんな美女に話しかけられたんだから、本当は嬉しくてズボンの中が膨らんでるんじゃない?」
「あっち行けよ…お前みたいな下品な女に、興味を持つ男なんていねーよ!」
「ふっふ〜ん! ところがドッコイ居るんだな。私にはアンタでも敵わないイケメンの彼氏が、ちゃ〜んと存在するんですよ! ガッカリかな坊や?」
どんな悪趣味野郎なんだ?
オイラに人間の見た目を語られても、狐だから解らねーっての!
リューラみたいに、心の清らかさしか理解出来ねーんだよ!
「そんな彼氏が居るのなら、早くそいつんとこに行けよ」
「うふふ…言われなくても行きますよ! さっきモンバーバラからやって来た腕の長さがチグハグな旅行者が、あそこの人気踊り子と共に私の彼氏らしき人物が一緒にいたって情報を仕入れたのよ! これで離れ離れになった恋人同士が、一緒に甘い時間を過ごせるようにならわ
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