29*手袋は投げとらんぞ
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言葉でさらに顔を赤くするグルームと言うらしいキザ男。
奴は近くにあった青い飲み物を取り
バシャ!!
自分にかけはじめた。
きっちりそれは防いだが、さすがにこれはトサカにきたので、自分も同じのを三つ持ち
「そぉい!!」
パリーン!!
グラスごと投げ付けた。
さすがに顔にはやらなかったが、胸に当たり見事に割れるワイングラス。
それと共に周りから“おぉー”やら“まさか…”やらの声が。
そして肝心のキザ男はと言うと
「……フ…フフフフフ」
なんか壊れたように笑いはじめた。
ヤダ不気味。
自分が気味悪がってると、シルバちゃんが横から
「……先生…絶対勝って下さいよ」
とか言ってきた。
ワケワカンネ。
「何を?」
「決闘です。あいつが挑戦を出して先生が受けたじゃないですか。かなり過激でしたが」
………マジで?
どこの丸マ?
「おい黒兵士!中庭に来い!お前を叩き潰してやる」
……………まぁ、こいつが相手ならむしろ大歓迎。
いままでのイライラ、全部発散さしてもらおう。
「はっ!!自分に挑んだその勇気、それだけは褒めてやるよ!!」
そうして、なんかいつにもましていろいろとヤヴァイ自分の決闘がはじまった。
…………後になって思う。
やめときゃよかった。
そして断言しよう。
その日は絶対仏滅だ。
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