29*手袋は投げとらんぞ
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up!!」…しゃ…?」
何を言い出すこの御仁は。
ついいい感じの発音が出来てしまったではないか。
「ほらシルバちゃんも立って。……そんな不満そうな顔しないの」
そしてそのままの流れでシルバちゃんを立たせてやる。
だが立った後もこの娘は腕を掴んでくる。
ほんとに、こいつは。
「フフフ、シルバ、大丈夫よ。ちゃんとナルミさんなら今夜あなたを「だからShut up!!」
そしてほんとにこの人は!!
何考えながら生きてんだ
「まったく、で何か用ですか?」
(訳・あんた何しにきたん?マジ迷惑)
こんな事を言ってしまう自分を誰が責めれようか、いや責めれない。
しかし、リリスさんにはそれが通じず、言葉の通りに捉えてしまった。
これを俗に一人相撲と言う。
……多分。
「そうなのよ、実はね、ナルミさんがいきなり子爵なんて地位についちゃったのを快く思わない方々がいるから、気をつけてねって言いたくて」
「………それ、そんな大声で言わないで下さいよ」
この人、脳みそあんのか?
てゆーか何か、自分変な逆恨み的なのの対象に選ばれちゃったわけか?
………みんな死ねばいいのに。
「そう?なら小声で言うわね」
ちゃうわ、黙ればいいんだよ。
あぁもういらいらする。
「あと、シルバって親とか抜きにの結構かわいいじゃない?ガルクの地位もあったし結構狙ってた方もいたんだけど……そっち方面でも危なそうだから気をつけてね」
「来たら即座にぬっ殺しますからご安心を。むしろぬっ殺されに来て欲しいくらいで。もうあらゆる手段を使ってこのストレスを発散させて貰いたい」
ホントに、来るならこいや。
ばっち来いですよ、狂喜乱舞で血祭りですよ。
「………ナルミさん、もしかして酔ってる?さっきからなんか変よ」
んー?
変とな?
「どこらへんが?」
「なんか…全体的に性格や言葉が変というか……なんか怒ってるようでそうでないような……さっきから嫌みやよくわからない言葉をつかったり……」
あ、嫌み通じてたか。
てゆーか変か?
自分そんな気はしねーぞ?
頭大丈夫?
「んな訳ないじゃないっすか。いい精神科の病院紹介しましょうか?」
「それ!せーしんかが何かわからないけど、そんな嫌な口調はこの前しなかったわよ?シルバから聞いた普段のナルミさんもそんな感じしないし、やっぱり酔ってるんじゃない?」
あー?
しつこいなぁこの人。
マジ死ねばいいのに。
むしろ自分が引導を渡してやろ………
ちょいまて自分、何を考えてる?
なぜにここでそんな危険な殺人計画を練っている?
たしかにおかしいぞ、これ。
「………ちょっちそこのネコミミ、こっちゃ
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