27*飛躍しすぎです
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ぁ、ニコ動が無いこの世界では無いと思うがねぇ。
「…まぁ、ナガトーラやぼうかろいどの話しは一旦置いといて、今回集まった理由についての話しをしたいのだが…。ほれ、イノム、戻ってこい」
いつの間にか話しが脱線…つか電車と間違って飛行機に乗った上にそれが太平洋の真ん中で撃ち落とされたくらいに変な方向にいってしまった所を、思い出したように戻そうとする王様。
ちなみにイノムさんは、なんか一人で怪しくぶつぶつ言っている。
彼女の脳内会議ではすでに髪を切り揃えて仕立て屋に自分から聞いた(吐かせた)セーラー服とカーディガンを作らせるのはもう決定しているようだ。
あとの課題は意外にも勉強嫌いの彼女が本を継続して読めるかどうかだけらしい。
そしてそんな感じに自らの世界にトリップしているイノムさんは、王様の言葉をガン無視してなおもぶつぶつ言っている。
王様、泣きそうな顔しないで。
「……正直、この雰囲気で話すのもなんですが、せっかく集まったのだから話しておきましょう。イノム、そんなに私の拳を唸らせたいのですか?」
「!!……ご、ごめんなさい…」
状況を打破したのは、やはり王妃様であった。
うん、やっぱ怖い。
「さて…今回集まって貰った理由、それは我が国の内部に蔓延る腐った実を取り除くためです」
んー?
ならなんで自分?
「今回やる事は、ナルミさんがガルクに教えたと言う、作戦を実行します。ガルク、詳しい説明を」
あぁ……
あれか……
……
………マジで?
***********☆
それからしばらく、なんか政治的ななんやかんやよくわからない話しを聞かされ、話しかけられるたびに相槌をうったりてけとーな返事をしたりしてると、いつのまにか会議は終わりに近付いてきた。
「よろしいですね。では、異論等は無いようなのでこのように」
そしてそう締め括られ、会議は終了した。
途端に
「よし!ナルミ、いや格闘王!今から真の格闘王を決めるために戦うぞ!」
「何を言うんです兄様!ナルミは今から私に新たな魔術を教えるんです!」
「いや、ナルミにはひゅーまのいどいんたーふぇーすやじょーほーとーごーしねんたいについて教えて貰う。主にナガトーラ神と私の類似点等を中心に」
……何この大岡裁き。
両腕が取れる、しかも襟を捕まれて息がしずらい。
つか、声が出ないから抗議が出来ない。
と、自分が激しく苦しんでいると、王妃様が三人をたしなめる。
「みんな落ち着きなさい。それにナルミさんには私からお話しがあるの。だからしばらくあなたたちの願いは敵わないわよ」
えー、やらぶーぶー、やらの抗議の声が自分の左右と後ろから聞こえたが、王妃様がスッとあ
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