26*ある種の公開処刑
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護る為、いかな強敵であろうとも立ち向かうだけの勇気をもたんか!これから自分がその根性を叩き直してやる!」
そう黒いのが言うと、近衛隊達は泣き出した。
なんか感動したらしい。
それから彼らは黒いのに先生だのなんだの言って、とてもカオスだった。
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それからしばらくの描写は、なんか余りに異常すぎて詳しくはいいたくない。
少し言うと、自分が王都に向かう途中空腹で倒れたシルバちゃんに自らの血を無償で分け、さらに血が少なく弱った所で攻めてきた帝国軍からシルバちゃんを護るために矢を背中に受けながら、気迫で彼らを気絶させた後、最後にシルバちゃんが寝てる自分を介抱して、ついでに感謝の言葉を言いながらキスをするシーンとか。
(この時本物は真っ赤になって気絶しそうだった。ついでに、さっきエリザが言ってた噂の正体を自分は見つけた。)
バリスと決闘(つか死闘)を行い、真の強さやらについてなんかきょーれつに語り、バリスと意気投合した後にそれを王様に認められて二つ名を貰ったり。
砦に出向いて朝早くから奇襲してきた敵を、敵が召喚した魔獣ごと“じげんていでっき”という秘術で倒し、『奇襲なぞ、誇り無き者がする事だ!』とかいいながらブチ切れてたり。
なんか阿保将軍が帝国と繋がっていて、援軍を騙して敵の門に突撃させ、援軍が壊滅しかけている所で自分が歌を歌い(なんか滅びの子守唄とか言ってた)、そこにいた者全ての意識を刈り取るとか、限りない混沌ぶりである。
宇宙の法則もここまで乱れまい。
そして、次の場面は
「姫、ご武運を」
「ああ、ナルミもな」
お城に潜入するあそこである。
そして、黒いのはさっそく内部に潜入し、そこでしばらく考えていた。
「さて、いかがしようか。適度な混乱をもたらし、なおかつ味方の助けになる事」
と、黒いのがしばらく唸っていると、彼の眼にはあるものが。
……あ、なんかよくみたらあれ黒でない。
ただの濃いめのダークブルーだ。
まぁとりあえず、彼は飛竜を見つけた訳よ。
「飛竜か…これらを味方につければ、戦いも有利に進められよう」
は?
何、味方に?
竜を?
「そこの飛竜よ、自分の言葉が聞こえるか」
『…おや、我らの言葉がわかるのか黒き者よ。珍しい、お前は一体何者か。』
飛竜ぅぅ!!!
貴様は絶対喋っちゃ駄目だろ!!
「自分は人間のハセガワナルミと申す者。この戦いを終わらせるため、貴様達飛竜の力を貸して欲しい」
『なんと!あなたが人間だと!?いや、確かに我ら飛竜と会話出来るのは人間のみ。もはや疑う余地もあるまい。だが、我らにもこの国に恩がある、やすやすと裏切りを働く訳に
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