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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-14灯台と主婦
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直した一行の集中攻撃を受け、灯台タイガーは倒れた。
少女が息を吐き、膝をつく。
ミネアが駆け寄る。
「ユウ。大丈夫ですか」
「うん。ミネアに、回復してもらったから。大丈夫。少し、気が抜けただけ」
「なら、良かった」
「嬢ちゃんのおかげで、助かったな」
「先に、マーニャが、弱いほうを倒しておいてくれたから。そうじゃなかったら、あぶなかった」
「それでも、ユウさんが動いてくれなかったら、かなりの被害を受けてましたからね!やっぱり、ユウさんのおかげでもありますよ!」
「そうですよ。ユウ、ありがとうございます」
「いつも、助けてもらってるから。役に立てて、よかった」
「ま、ちょっとは危なかったが。基本的には、オレらの敵じゃなかったな。さ、帰ろうぜ」
「おい、兄さん。肝心なことを、忘れてるだろ」
「あ?なんか、あったか?」
「え?マーニャさん、本気ですか?」
「あ?ホフマンのくせに、生意気だな」
「す、すみません!」
「
理不尽
(
りふじん
)
な怒り方をしないでくれよ。ホフマンさんも、謝らなくていいですから」
「聖なる、種火ね。これを、どうすればいいのかな」
「おお、そうだったな。投げこみゃいいんじゃねえか?そこの、炎ん中に」
「適当だね……」
「つってもよ。先に消そうったって、消えそうもねえだろ、こりゃ」
「それもそうだね。失敗したらと思うと怖いけど、他にどうしようもないかな」
「投げれば、いいのね」
「ええっ!?いいんですか、そんな感じで!?」
少女が聖なる種火を、灯台の邪悪な炎の中に投げ込む。
「ああっ!!……ユウさんも、結構思い切りがいいんですね……」
「いけなかった?」
「いえ、いいんです……この流れだと、きっと……」
邪悪な炎が、聖なる光に包まれ、清められるように色を変えていく。
「ああ……やはり、大丈夫でしたね……」
「……きれいな、光……」
完全に色を変えた炎が、聖なる光を海に放つ。
「うまくいったね。これで、船も出せるはずだ」
「よし、今度こそもう用はねえな。さっさと、コナンベリーに帰ろうぜ」
マーニャのリレミトで灯台から脱出し、パトリシアを呼び戻し、馬車に繋ぎ直す。
「さて、あとはルーラだが。嬢ちゃん、やってみるか?」
「……ルーラに、失敗したら。どうなるの?」
「失敗したことはねえから、わからねえが。発動しねえか、違うとこに飛んじまうか。その程度じゃねえか?」
「そう。……パトリシアが一緒だと、こわいから。町に、帰ってからでもいい?」
「焦るこたあねえし、それでもいいな。じゃ、帰るぞ」
マーニャのルーラで、コナンベリーに戻る。
「宿を取るとか、ユウのルーラのこととか、色々あるけど。まずは、トルネコさん
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