第一幕その六
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いのかね」
「はい、それよりも我が国です」
こう囁いてきた。
「宜しいですか?」
「あまり」
「そんな風に仰らずに」
冗談めかすダニロにきっと真面目な顔で囁く。
「あの方々だけではありません。ここはパリですよ」
「もう誰でも知っているよ」
「それでです。パリの男といえば」
軟派男ばかりだと言いたいのだ。パリジャンといえば昔から遊び人で女好きと決まっている。ジゴロといえばフランスでありパリだ。男爵の危惧はハンナに対して向けられていた。
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