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蒼き夢の果てに
第5章 契約
第60話 秋風の吹く魔法学院にて
[後書き]

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 少し古いですが、ここでネタバレをひとつ。
 この『蒼き夢の果てに』内のタバサが何故、原作小説のように父親の復讐に心を染めて居なかったのか。

 確かに、復讐からは何も生み出さない、と言う事に早い段階で気付いた事。
 更に、王を失った後の祖国を思った事。
 そして、貴族としての暮らしなど欲しなかった事。
 ジョゼフが暗殺の首謀者なら、自らと母親が生き残って居る事に疑問が有った事。

 この辺りは理由のひとつには成りますが、その他にも理由が有ります。
 もっとも、その詳しい理由までは、ここでは語りませんが。

 但し、これは彼女自身にも漠然と感じて居る、と言う程度の曖昧模糊とした理由です。
 そして、あらすじに記入している、『何周目』に繋がる部分ですから、かなり後半に成るまで明かされる事は有りません。
 ここで明かすのは、その他の理由が有る、と言うトコロまでです。

 尚、この『タバサと軍港』のこの世界ヴァージョンの話内では、その他の出来事に関する答え合わせを色々と行う事と成ります。

 それでは、次回タイトルは『騎士叙勲』です。

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