機動戦士ガンダムSEED
0187話
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Sをより多く……という事になるかしらね」
もっとも、それもこの戦争が終わるまでの話だろう。実際DESTINYに突入すればウィンダムという飛行可能なMSも生産されているし、ダガー系統のMSでもバックパックの換装で飛行が可能になっていた筈だ。
「でも、オーブではグゥルを量産するんですよね?」
「そうね。でも考えてみて頂戴。オーブと連合ではパイロットの数に圧倒的な差があるでしょう? 例えばパイロットが20人しかいないのに、MSを100機造っても80機余らせるだけ。それならその20機分のグゥルを造った方がより効率的だと思わない?」
「なるほど」
感心して頷くアストレイ3人娘達。……こんなのがテストパイロットで本当に大丈夫なんだろうか?
いやまぁ、原作ではそれなりに活躍をしているんだから大丈夫だとは思うが。
「それよりもグゥルを使う事を考えているという事は、基本的にはグゥルに乗った機体が前線に出る事になるんだな?」
「ええ、恐らくそうなるでしょうね」
俺の質問に頷くエリカ。なら、原作のオーブとは違う戦術をとる事も可能、か。
「なら、遠距離からの支援砲撃用の追加装備を造ってみたらどうだ? 前線をグゥルを使った空中戦。後方から遠距離射撃と分けてみるとか」
この時、俺の脳裏に浮かんでいたのはストライカーパックの1つであるランチャーストライカーのアグニだった。だが、そんな俺の言葉にエリカは首を振る。
「M1アストレイはストライクのように換装システムは搭載されていないから、ちょっと難しいわね」
「まあ、ストライクなんかの廉価版として設計されたんだからコストを下げる為にはしょうがないか……? いや、なら最初から狙撃専用のM1アストレイとして造ってみてはどうだ?」
「うーん、検討の余地はある……かしら? 取りあえず上層部に提案してみるわね」
「ああ」
これでいい。オーブ軍は量では連合に及ばないかもしれないが、質で言えば決して負けてはいない。だからどうオーブ軍の消耗を押さえるかが連合に勝利する為の鍵なのだ。
個人的には前線はメギロートに任せて、M1アストレイは後方からの遠距離射撃に集中してもらいたいとすら思っている。
水中用MSなら反撃を受ける可能性も少ないのでオーブ軍人はそっちに集中させるのもありかもしれないな。
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