第8話
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いてもまじまじと見てしまう。 軽く腰巻から除く太ももが眩しかった。 自分の姿のはずなのに……。 俺は変態になってしまったのか?
未だに興奮冷めやらぬと言ったアリーナ内。
そこでなにごともなかったかのようにISを展開し始める風音。 ちょっとまて、確認しておかなければならないことがたくさんあるぞ。
「おい、なんで二つもISを持ってるんだ?」
「ん? へん?」
そりゃあそうだろう。 昨日も参考書とにらめっこして得た知識ではあるが、現在ISは束さんがコアを作って無いから、世界に400機ちょっとぐらいしか(正確な数字は忘れた。 ヤベー覚えとかないと千冬姉にどやされる!)存在しなかったはず。 だから、国とか企業とかに特定数しかコアが配られてなくて、だからこそ専用機持ちが持て囃される。
国家代表にでもなれば将来安泰と言えるほど待遇がよくなるみたいだし……。 それを考えれば代表候補生で専用機持ちのオルコットってスゲェ奴だったんだなぁ。 今度ちゃんと話ししてみないといけないな。 ……で、この学園はISの操縦者育成を目指す機関でもあるからちょっと特殊で、少し多めにISが配備されている。
何が言いたいのかと言うと、どんなに大きな国であっても、企業であっても、個人で複数コアを所有している人なんているはずがない。 ましてや、日本の代表候補生ってわけでもない風音が専用機を持っているはずもない。
なのに二つもISを所持しているのはおかしい。
「って訳で、二つも所有してるのはおかしいだろ!?」
「ほ〜う、ちゃんと勉強してるじゃない。 で・も♪ 一つ肝心なことを忘れてるよ。
確かに私は日本の国家代表候補とかじゃない。
だから、改めて自己紹介をさせてもらうよ。
"リトアニア共和国国家代表"にして"シリア・アラブ共和国国家代表"の『友永 風音』だよ。 よろしく♪」
「え……?」
「ふふ〜ん。 すごいでしょ」
「「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」
アリーナに大絶叫が響き渡った。
「ま、嘘だけどね」
「「「「「「「おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」
もう一回大絶叫が響いた。
またもや、いかにも信憑性のある嘘で騙された俺たち。 風音は本当に油断がならないやつだと再認識した。 そのあと、なんで個人で二つも所有しているのかを聞いたが、最終的には『今は語ることができない、時が来れば何れ分ることじゃて、ひょッひょ』とどこかの漫画にでも出てきそうなお馴染みのセリフとじじい口調ではぐらかされ、『こうして
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