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妖刀使いの滅殺者
第18話
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撃が終わると同時にピナは上空から泡の爆弾を投下する。その衝撃でサチとシリカが吹き飛ぶ
いや、正確には爆風を利用して距離をとったのだ
その瞬間、≪ブルゴン≫が振り向きざまに棍棒を横に振るうが、サチもシリカにもダメージはない

「サチさん!」

シリカが叫ぶより早くサチは長槍を突き出した、棍棒よりはるかに長い槍は余裕で≪ブルゴン≫を一直線に貫いた
≪ブルゴン≫の体力バーが目まぐるしく変化していく
サチはそのまま、下から上に大きく突きあげるスキル≪ハイスルーリ≫を放ち、空高く打ち上げる。持ち上げた形で固まっているサチの長槍にシリカが飛び乗り、目一杯ジャンプする

「サチさん!下は任せました!」

「任せて!」

空中でシリカとピナが無防備な≪ブルゴン≫を大きなスイングの攻撃で叩き落とす
予定では下でサチが構える槍に突き刺さりTheEnndのはずだったのだが、シリカが叩き落とす速度を計算ミスし、サチの硬直が解けきれておらず、槍が予想の位置と違っていた

そのため…

「やば…っ」

地に落ちた≪ブルゴン≫立ち上がり、棍棒をふりまわしながらサチに突っ込んできた。≪ブルゴン≫の動きはただ棍棒を振りまわしているようにみえるが、≪サイクロン≫という列記としたソードスキルなのだ
幸いにもサチは回避行動をとって、直撃は免れたものの痛いダメージを受ける。しかし、サチも負けてはいない。長槍で≪ブルゴン≫を再び貫く。そこで≪ブルゴン≫の体力がようやくレッドゾーンに到達した

「シリカちゃん!よろしく!」

その声と同時にシリカが背後から飛び出し、小さな剣で大きく垂直に切り裂いた
≪ブルゴン≫はタゲをシリカに変え、イノシシらしい直線的な突進をかましてくる。その速さは中々のもので避ける暇もなくシリカを突き飛ばした
だが、上空にはピナが居る。大きく助走?をつけて回転をくわえながらも勇敢に突撃する。もちろん使い魔モンスターの与えるダメージなどたかがしれている。しかし≪ブルゴン≫はどうやら短気なようでタゲをピナに移し、上空目掛けて棍棒を振るう…もちろん当たらないが
その後ろからサチとシリカが飛び出して二人で仲良くとどめを刺す
青いポリゴンとやかましい泣き声をあげながら≪ブルゴン≫は力尽きた

「おつかれさん」

「ふぃ…どうだった?」

サチの頭に手を置いて労いの言葉をかけてやった
そしてさっきの戦闘の感想を述べる

「うーん…サイズ的に差があんまりない敵に対しての立ち回りは良かったが今の戦いかたじゃあでかい敵には通用しないぜ。あとスキル使いすぎ。硬直とられる」

「うぅん…難しいですね」

「じゃ、今度教えてね?」

「あぁ任せとけ」

ここで一旦策敵をして辺りに敵が居ないことを確認する
とりあえ
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