プロローグ
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「おめでとうございます!あなたはゲームのテストプレイヤーに選ばれました!」
ある日、訪ねてきたスーツに身を包んだ男の言った言葉
その言葉で、俺の日常は急激な変化を遂げた
俺の名前は冠場(かんば) 兎々(うと)
友人曰く"世界最高堕落主義者"
簡単に言うならめんどくさがり
まぁ少しめんどくさがりってだけの普通な俺に、ある日突然訪れた"非日常"
もちろん俺はその誘いを承諾した
めんどくさがりと言えど、楽しそうな事はしっかりとやりたいのだ
そして、指定された日
俺は自分を日常から引っ張り出したゲーム会社ーーアイデイドに訪れた
受付を済ませると一つの部屋に案内される
そこには既に何人かの子供がいた
「やぁ.........よくきたね、選ばれた少年少女の諸君。ここに来たという事は、ゲームに参加してくれるということだね?」
部屋に入ってきた男が尋ね、全員が頷く
「そうか、では君たちにこのゲームのルールを説明しよう。君たちには我々の開発したVRゲームをやってもらう、別にデスゲームではないから安心してくれ」
ニヤリと笑い、男は続けた
「そこには君たちの様な子どもが幾つかのグループでいるけど、その中で一位になれば君たちの勝ちだ」
「あの........一位、って.......ゲームの目的はなんなんですか?」
メガネをかけた細身の少年が男に聞いた
「いい質問だ、このゲームでは迷宮の攻略をしてもらう」
迷宮?
SA○でも作ったのか?
「君たちは『あのデスゲームでも真似したのか?』などと思ってるかもしれんが..........」
おっと見透かされてる
「その通りだ」
真似したのかよ!
「まぁ参考にした程度だがな、そしてこのゲームは少し違う、攻略するのは10層までだ。それに、このゲームではあの世界ほど協力してはいられない」
「協力してはいられないって.......どういう事だ?」
思わずつぶやいた
「そのままの意味さ。今回、クリアしたグループには賞金がでる。その賞金をグループで目指すのだから他のグループは邪魔になるんだ」
なるほど..........そういうことか
「君たちはAグループ、グループはEまである。1グループは5人、みんなでつぶしあいながら攻略してもらう。なにか質問は?」
「あの.......どうやって......戦うんですか?」
フワフワした服を着た、まさにお嬢様って感じの女の子が男に聞いた
「あぁ、それなら心配ない。ゲームの中に入れば自然に分かるよ」
それからはみんな黙る...........
質問は以上みたいだな
「では、早速ゲームの中に入ってもらおう」
男が指差す方向には日焼けマシンの様な形をした謎
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