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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
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おう」
そういってザフィーラは、間合いをとって構えた。その立ち姿からはなにかしらの武術が垣間見える。対する竜二はボクシングスタイル風の構え。お互いに動きやすい服装ということで、二人ともジャージ姿にスニーカーだ。
「では、私が審判をとらせていただきます。しかしこれは訓練。私が危険と判断したらその場で止めさせていただきますのでご承知のほどを。どちらかが倒された時点で仕切り直しとします」
「了解」
二人が頷いた。
アスカは白のポロシャツに青いデニムのハーフパンツ、裸足に赤いクロックスとラフな格好。
「では……始め!」
アスカの声に合わせて動き出すかと思ったが、お互いににらみ合ったまま動かない。
「来ないのか?」
「我は盾の守護獣。攻めは性に合わんのでな。そちらから来るといい」
「上等!」
すると、まず竜二が間合いに踏み込み、右フックで顔を狙う。しかしザフィーラはよけもせず、左腕で受けた。そのまま右ハイキックで迎撃をしかけるが、それは竜二がバックステップでかわす。
「やるな!」
「ふん!」
そのまま竜二は間合いを詰め、左ミドルキックで牽制するが、ザフィーラが右腕でガードした。すぐに脚を下げて切り替え、右ハイキックを繰り出すがまたもや左腕でガード。そのまま戻して右ミドルからローとキックを連続で繰り出すが、全てザフィーラが受け止めた。盾の守護獣の名は伊達ではない。
「クッソ、かてェ……」
「フッ、その程度か?」
竜二は少し疲れたような呟きを漏らすが、ザフィーラに先日のシグナムと同じことを言われて反発心が沸いたか、食らいつく。
「まだまだァッ!」
脚をそろえてジャンプし、空中から顔を狙って右足で蹴り込もうとするが、ザフィーラはバックステップの後、それを左足で受けた。
「うわっ!?」
竜二は空中でバランスを崩すが、地面に叩きつけられる時に転がって勢いを殺し、片膝を立ててすぐ立て直す。この辺りはケンカ慣れしている所か。
「動きはまさに素人だな……だがそれでもこちらの動きにそれだけ対応できるのは評価できる」
「そらどうも……ッ!」
竜二自身手加減されていることぐらいは把握していたから、そんなに腹も立てていない。ユニゾンしておらず、魔力による身体強化もしていない。つまり自身の身体能力のみで戦っている。それでここまでザフィーラについていけているから、むしろ充分以上とでも感じているのだろうか、疲れていても余裕は崩さない。
「身体能力はそれなりか。反射もまぁまぁ。素人にしてはなかなかのもの、と言えるだろう。だが、現状だとその程度だろう?」
「んじゃ、そろそろ本気で行きますかねっと!」
竜二はそう言うと、右足を前に出して半身になる。ザフ
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