第11話
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言える。
「イッセー」
隣には心配だからとレイナーレが付いてきている。以前より美しく見える世界と同様にレイナーレもまた美しさを増したと感じる。それこそ神話に出てくる女神の様に。
「ごめん、なんか涙が出てきた。今も実際には見えてないのに、感じられないのに、小宇宙が全てを教えてくれて、世界がこんなに美しい物だなんて初めて知った」
「本当に大丈夫なのよね」
「心配ないさ。たぶん、オレは黄金の領域に踏み込んだ」
確信がある。それを確認する為に外に出てきた。
「やるか」
前方にある山に向かって構えを取る。繰り出すのは廬山昇龍覇だ。ドラゴンを象った小宇宙が半分程山を削り取って消滅する。予想以上に強力になっている。五感の代わりに用いている小宇宙も全て込めて放てば、どうなることやら。想像もつかない。そうそう気軽に使える物ではないな。だけど、必要なら躊躇わずに使う。そう心に決めて部屋に戻る。
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