第四章 空白期編
第八十六話 『無限書庫開拓記』
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ウマは相当深いのだろうと全員は思いしばらく志貴はそっとしておく事になった。
「…さて、ではいくとしようか。時間も制限があることだしな」
士郎の一言で全員は納得して無限書庫の奥へと入っていった。
「それじゃ士郎。ちゃちゃっと解析して進むわよ?」
「わかった。解析開始」
シホと士郎は二人して解析をかけて先に進もうとする。が、
「「がっ!?」」
途端にして、二人は襲ってきたあまりの激痛に頭を押さえて地面に転がった。
「シホ!?」
「奏者よ! どうしたのだ!?」
「お姉様!?」
「ご主人様!?」
全員がシホと士郎に声をかける。
しばらく二人は震えていたがしばらくしてようやく頭の痛みが抜けてきたのかなんとか立ち上がるまでには回復して…、
「…ここを作った奴、はっきり言っちゃうけど馬鹿でしょ!?」
「あぁ。それに関しては同感だな」
「なにがあったの…?」
ユーノが聞く。
それにシホは、
「情報量が半端じゃない…私のキャパシティを軽く振り切ったわ」
「同じくだ…」
「そっか…。それじゃ地道に進んでいくしかないね」
「そうね…」
「無限書庫というのですから道は限りなく続いているのでしょう。楽しみです」
「見事看破してやろう!」
アルトリアとネロが姿を戦闘衣装に変えてそれぞれ剣を構えて進む気満々である。
「私にかかりましたら迷宮なんて屁でもありません!」
「障害があるなら切り裂くのみだ」
キャスターと志貴もやる気を出している。
「それじゃ私達も本腰を入れるとしましょうか」
「そうだな」
「はいです!」
シホ達三人も騎士甲冑をその身に纏う。
「なんとも頼もしいね…」
ユーノはひたすら力強さを感じていた。
それから全員は奥へと進んでいく。
◆◇―――――――――◇◆
「■■■■■ーーー!!」
ゴーレム が 出現 した。
「壊す!」
志貴により死の線を切られて解体される。
それはほんの一瞬の出来事でユーノはあんなに苦戦したゴーレムをいとも容易く破壊した志貴を尊敬の眼差しをして見ていた。
そしてお次はというと幽霊の霊魂が浮遊しているエリアへと入った。
「こんなもの、お茶の子さいさいです!」
キャスターが呪符を放って飛んでいる霊魂を導いて成仏させる。
それによって霊魂の群れの姿はなくなった。
そしてお次は迷宮区に入った。
「ここだけ限定して解析をかければ負担は軽いわね」
「そうだな。…っと、ユーノ。そこには罠があるから気を付けたまえ」
「あ、はい…」
シホと士郎が次々と解析をかけて先に進んでいく。
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