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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第18話 ベーオウルブズ
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そうですね………」
「やるっきゃ無いっすね」
「大変なの〜」
「リーガルの言う通り、やるしかない!明日もキツイだろうが頑張ろうな!!」
「「「はい!!」」」
そんな桐谷の言葉にしっかりと頷く3人だった………
「すいません!」
「はい何でしょうか?」
機動七課の移動車。
なのははヴィヴィオを連れ、バルトと共に未だに作業を続ける機動七課へとやって来た。
「桐谷く………加藤桐谷さんは何処にいますか?」
そんな中、なのはは一番近くで作業していた20代前半位の男性の局員に話しかけた。
「隊長に………?失礼ですがあなたは………いや名乗らなくても良いです。高町なのは一等空尉ですね」
「はい」
「分かりました。ご案内しますが、隊長も任務終了後なのでお話は手短に頼みます」
「分かりました」
そう言われ、なのは達はその男性局員について行った………
「隊長、お疲れの所済みません、お客様です」
「お客様?」
「桐谷君!」
「なのは!久しぶり、無事で何よりだね」
嬉しそうに話すなのはと違い、落ち着いた口調で話す桐谷。
それでも会えた事には嬉しそうで笑みが溢れていた。
「ボ、ボ、ボウカーさん!!ボウカーさん!!!」
リーガルにボウカーと呼ばれた男性局員。
なのは達を案内した彼こそウルフ1、黒のゲシュペンストを操るボウカー・カウフマンだ。
新人ながらレジアス直属の部下となり、レジアスからも信頼されている局員で、ベーオウルブズには未だに桐谷に警戒しているレジアスが監視の意味も込めて送り出した人物でもある。
「何だ、とうとう盗撮がバレたかリーガル」
「そう、女子更衣室に取り付けた………ってそんな事してないわ!!!」
ノリツッコミをするリーガルだったが、なのはを含めた女性陣の視線が冷たい。
「何だがエローシュみたいな奴だな………」
バルトの呟きに頷くヴィヴィオだった。
「で、なのはどうしたんだ?わざわざ挨拶………ってわけじゃなさそうだな」
「うん、ちょっとこの子が桐谷君に会いたいって」
そう言ってバルトの後ろからおずおずと現れるヴィヴィオ。
「君は………確かヴィヴィオちゃんだったっけ?」
「あれ?桐谷君知ってるの?」
「零治から聞いていたからな。『なのはに子供が出来たって』」
「違う!!もしかしてそれ、お父さん達には言ってないよね………?」
「………多分な」
「………会ったら久々にオハナシなの………」
黒いオーラを放つなのはを置いて、桐谷はヴィヴィオを見る。
「桐谷さん。………これ!!」
「これは………腕輪かな?」
「うん!!あげる!!」
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