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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第18話 ベーオウルブズ
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い体ではどうしても進むのに時間がかかってしまう。

「なのはお姉ちゃん!!」

抵抗も少なくなっているなのはに声をかけるが反応が薄い。

「助けて………助けてバルトー!!!」

ヴィヴィオが大きく叫んだ瞬間、ドームに大きな地響きが巻き起こった。

「ギギ………」

その地響きと共になのはとなのはを持ち上げた腕が一緒に地面に落ちた。

「全く………何をしてるんだか………」

バリアアーマーの腕を斬り落とした張本人、バルトは呆れながらなのはに声を掛けた。

「けほけほけほ………」
「ほら、大丈夫か?」

地面に尻餅ついたなのはの手を取り、持ち上げる。

「あ、ありがとうございます………」
「ったく、もう少し様子を見て行動しようとしたのによ………お前が持ち上げられてヴィヴィオが叫んだせいで思わず出てきちまったじゃねえか」
「ご、ごめんなさい………」
「はぁ………」

そう溜め息を吐いてバリアアーマーを見る。

「………流石のテロリストも人が足らなくなったか?巡回している奴もスタンドにいる奴も妙にロボットみたいな動きをしていると思ったらマジでそうだったとはな………」

バルトが斬った腕から火花がほとばしっている。

「機械………?」
「まあロボットを利用するってのは普通考えるよな。人とは違い、簡単に作れ、必ず命令通りに動くから効率が良い。………それが逆にあだとなる場合もあるが………まあ取り敢えず今は………」

そう言いながらバルトは周りを見渡す。
全てのバリアアーマーがこちらに銃を向けている。
………それも人質にも向けて。

「………まあそうするよな。俺だってそうするさ。だからこそもう少し様子を見たかったんだが………」
「ごめんなさい………」
「もう謝んなくたっていいっての。………ぶっちゃけ他の人質なんて個人的にはどうでも良いんだが、無視したら機動六課の評判が落ちるからな………まだ碌に給料も貰ってねえんだ、その前に解散は勘弁して欲しいんでな。守るのは苦手だが………」

そう言って懐からヴォルフバイルを展開する。

「立てなのは。人質を逃がしながらコイツらを殲滅するぞ」
「は、はい!!」

バルトに言われ、慌てて立ち上がるなのは。
レイジングハートを取りだし、セットアップ。

「人質を囲み、守りながら数を減らす。………どうだ?」
「それしかありませんね………ってバルトさん!!」
「ボルティックランサー!!」

囲んでいた1体のバリアアーマーが座っている人質に向かって実弾を発射してきた。
バルトがすかさず雷の槍を発射し、防いだが………

「実弾か………」
「不味いですね………この数、私達だけじゃとても防ぎきれませんよ………?」

その射撃を皮切り
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