暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第18話 ベーオウルブズ
[1/11]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
「何で私が出掛けるとこうなるの………」
「まあまあ………」
恨めしそうな目で見つめるヴィヴィオをなだめるなのは。
以前と同じ様に逃げ遅れた人達はドームの中心に集められ、その人達をバリアアーマーを着た冥王教会のメンバーが固めていた。
その数40人程。
「なのはお姉ちゃん、デバイスは?」
「あるけど………取り敢えず様子を見ないとね。ここだとみんなを巻き込んじゃう………」
そう言って少し俯くなのは。
変装しているとはいえ、アイドル並の人気のあるなのは。まだ気が付かれていないのは人質の多さによる影響である。
(だけど何が目的なんだろう………?)
人質を囲む、バリアアーマーを見ながらなのははそう思った………
(ほう………やはり数が多いな………)
巡回しているバリアアーマーから上手く隠れながら進んで行き、スタンドに着いたバルトは低い体制で、グラウンドのイベント会場を観察していた。
(流石にこの距離からじゃなのはやヴィヴィオがどこにいるかは分からねえか………それにしても………)
そう思いながら自分の近くを通り過ぎたバリアアーマーを見る。
(まるで機械みたいだな。とても人が動かしているとは思えない………)
そう思えるほど機械的な動きをしており、動かないものは身動きすらとっていない。
(管理局の報告だと、バリアアーマーを使ってる奴はみんな自害していたってあったが、あれはガセだって事か?………まあ取り敢えずこの状況をどうにかするのが先だな………)
そう決めたバルトは静かにグラウンドの方へと向かっていく。
そして一番前の手すりまで来たときだった。
(あれは………なのは!?)
なのはがバリアアーマーに持ち上げられ人質の中から連れ出されていた………
「オンナ………タテ………」
誰だか把握できないようにしているのか機械音でなのはに命令するバリアアーマーを着た1人。
「なのはお姉ちゃん………」
「大丈夫よ」
ヴィヴィオを心配させまいと笑顔でそう告げるなのは。
「私に何かご用ですか?」
普段とは違いおしとやかに受け答えするなのは。
変装と話し方で機動六課の高町なのはだとバレないように、咄嗟になのはがしたのだ。
しかし………
「ニンソウシキベツ………タカマチナノハ93%」
「うぐっ!?」
先ほどと同じ機械音がそう響くと、なのはの首を持ち掴み持ち上げた。
「なのはお姉ちゃん!!」
なのはは苦しいのか呻きながら暴れるがバリアアーマーにはびくともしない。
「やめて!!死んじゃう!!」
ヴィヴィオが座っている人混みをかき分け、なのはを助けようとするが小さ
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ