暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 〜天才は天災を呼ぶ〜
第7話
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しているからな。 相手が飛び込んできた瞬間終わらせる事も可能だぜ!!

「構えないの?」
「ふ、構えていないように見えるのか?」
「いや、どう見ても構えてないでしょ……」
「なら、一発打ち込んでみるといい。 今ならサービスだ」
「……ホントウザい。 隙だらけなんだけど。ボソ じゃあ行くわ! はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 風音が飛び込んでくる。 ウホッ、OPPAIがたゆんたゆん揺れてるぜ!!! 眼福眼福。
 飛び込んだ勢いのまま竹刀を振り下ろして来る風音。 中々鋭いが、英雄の戦闘技能を持っている俺には止まって見えるぜ!!

「ふッ」サッ

 紙一重で竹刀を見切り、半身になって交わす。 交わしたことに驚いたのか、若干目を見開く風音。 そんな顔も可愛いな。

「どうした、あたってないぞ?」
「くッ、まだまだぁぁぁぁ!!」

 何度も何度も、面、胴、小手、全てをまるで剣道のお手本のような動きで放ってくる風音。 その度に揺れるOPPAIが何とも言えないぜ。
 しかも、基本に忠実な面、胴、小手の打ち方なので、対処も簡単だ。 フェイントを使ってくる様子もない。 風音は素人だな。 それが俺に挑んできている時点で俺の勝ちは揺るがない。 軽く指導でも混ぜながら打ち合ってやれば俺のことを認めて落ちるだろう。 くっくっく、こう言うツンな女ほど、甘えたときは激しいんだ。 俺の美少女ゲーマーとしての勘が告げているぜ!!!

「甘い甘い!!! そらこっちからもそろそろ行くぞ!!」

 かなり手加減をして面を放つ。 今まで防戦一方だった俺からの突然の反撃に慌てたように防御姿勢をとる風音。

 バシィィィ!!

 竹刀と竹刀がぶつかり合う音が道場に響く。

「くッ!!!」
「どうした? 威勢が良かったのは最初だけか?」
「舐めるなぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 ガッ!!! と気力で押し返して来る風音。
 そのまま俺をおした勢いを利用し面を放ってくる。

「力任せに打ったって当たらないぞ。 もっと流れを意識しないとな」
「うるさい!!!」
「はっはっは、鍔迫り合いに持ち込まなくても、こうやって崩してやれば隙ができるんだぞ」

 風音からの面を受けると思わせて、相手の竹刀にあわせ、刀身を滑らせるようにいなす。
 くっくっく、ココはかっこよく決めてやるぜ。

「御神流……『白刃流し』」
「何!? 全部いなされてる!!?」

 面、胴、小手、どこに打っても刀身を受け流すこの技。 実際は今作った、勘と技術による受け流しなので、実践的な剣術相手に使えるかはわからない。 風音が素人で基本的でしかも模範的な打ち込みだから使えるような技だ。

「どうした。 そんなんじゃ俺には届かないぞ」
「くッ!! これならどう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ