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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0185話
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りだ。

「済まない、待たせたかな」

 考え事に熱中していたのか、いつの間にか23時を過ぎていたらしい。そう声をかけて入ってきた人物の声で我に返る。
 入ってきた人物は、口の周りに髭を生やした中年の男だった。黙っているだけでもその存在感はなかなかのものだ。
 なるほど、これがオーブの獅子ウズミ・ナラ・アスハか。

「いや、俺が時間よりも前に来すぎただけだ。気にしなくていい。それよりも座ってくれ。あまり時間はないのだろう?」
「うむ、では早速本題に入ろうか。私に話があると聞いたが? それも、オーブの防衛に関する事で」

 俺にそう言いながら、向かいの席へと座るウズミ。それを確認してから俺は口を開く。さて、交渉の始まりだ。

「そうだな……こちらからの用件は2つある。まずはその1つ目、近いうちに連合がこのオーブを攻める可能性がある」
「何? それはどこからの情報かね?」
「情報筋を教える事は出来ないが、傭兵としての情報網からだと言っておこう」
「だが、何故連合がオーブを攻める必要がある?」

 オーブの獅子の本領発揮と言うべきか、強烈な視線で俺を見ている。

「ザフトがパナマ攻略を狙っている、という情報は得ているか?」
「うむ。近々大規模な作戦を行うという事は聞いている」
「俺が仕入れた情報では、パナマへの攻撃というのはブラフだ。狙いは……アラスカ」
「パナマではなくアラスカだと!? 一気に司令部を落とすつもりか!」

 驚きの表情で俺を見るウズミだが、それはまだ早い。

「当然連合軍もザフトの攻撃目標はパナマだと判断しているからそちらに戦力を集中している。結果的にアラスカを落とされそうになった連合軍はサイクロプスを使用し防衛部隊ごと自爆する」
「……防衛部隊ごと、だと? わざわざ味方を巻き添えにしてか?」
「ああ。だが、アラスカの防衛部隊はその大部分が大西洋連邦ではなくユーラシア連邦の部隊であり、大西洋連邦から出されている部隊も上層部に疎まれたり問題行動を起こしたりしている部隊だ」
「それはつまり……大西洋連邦はザフトの作戦を知っている、という事か?」
「そうだな。そして地球に存在しているザフトの多くはアラスカで消滅する。しかしザフトもそのまま黙っている訳はなく、ある特殊兵器を使ってパナマを陥落させる事になると思われる」
「特殊兵器?」
「それは今は関係ないから今は置いておく。さて、質問だ。最後のマスドライバー施設があるパナマを落とされた連合軍はどうすると思う? 新たにマスドライバー施設を建設? まさか、そんな悠長な事はしないだろう。ないのならある所から奪えばいい。……さて、ウズミ代表。このオーブには確かカグヤというマスドライバーがあったな? おまけにブリッツやストライクを開発したモルゲンレー
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