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ハイスクールG×D 黄金に導かれし龍
第9話
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グレモリー配下の兵士、兵藤一誠の仮の使い魔のやっている聖闘士の教皇、双葉だ。何処まで知っている」

「私は幾つかの単語を知っているだけです。詳しい事はサーゼクス様しか」

「お兄様が?」

確か、部長の兄は四大魔王のうちの一人だったな。かなり面倒な話になってきたな。これは早急に聖闘士の数を揃えなければならないな。このままでは悪魔勢に取り込まれる事になる。イッセー個人が悪魔勢に数えられるのは構わないが、聖闘士全てが悪魔勢と考えられるのは駄目だ。聖闘士は全てを平等に捉えなければならない。必要なら身内すらも討つ位に。

「お嬢様、私はサーゼクス様に報告しなければならない事が出来ました。今日の所はこれで」

「部長、私も急用が出来たので今から出かけます。それから部長の頼みは断らせてもらいます。私には無理ですので」

グレイフィアが転移すると同時に私も聖域に転移する。
目の前に存在するのは製作中の鋼鉄聖衣が1つと失敗作の鋼鉄聖衣が3つ。失敗作と言っても小宇宙の増幅率が低すぎるだけで聖衣としての機能は十分備わっている。

「ミルたん達に協力して貰うしか無いな。少なくともミルたん達の心根は聖闘士に相応しい。あとは小宇宙が大きければ良いのだが、今の状態でも戦闘力は青銅クラスはある。ここは失敗作の鋼鉄聖衣を与えて早急に戦力を整えるしか無いな」

ミルたんに今現在で小宇宙が大きい順に三人選んで集ってもらう様にメールをしてから製作中の鋼鉄聖衣の作成を続ける。それにしても部長は何故あんな事を言い出してきたんだ?処女を奪えだなどと巫山戯た事を。父親や兄が話を聞いてくれない、ああ、政略結婚か。それで相手が気に入らないのにも関わらず話を進められているのか。それは反抗もしたくなるな。だが、政略結婚は必要だから行なわれる。私に止める権利は無い。
愛と平和を守る聖闘士と言えど、どちらを優先するかは聖闘士毎に違う。私は平和の方に重きを置く。平和な世界こそが多くの愛を育むと信じている。イッセーは逆だ。あいつは他人を愛する心がより多くの人を平和へと導けると信じている。意見は逆だが、互いに互いの言っている事は理解できる。だけどそれで争う様な事にはならない。根本は同じで愛と平和の為に力を振るうと決めているからだ。















「ふむ、大分遅れてしまったな」

翌日の放課後、授業が終わると同時に用事があるから部活に遅れるとイッセーに伝言を頼み、ミルたん達に鋼鉄聖衣を与えた。その際にデザインが気に入らないと言われ、試作品だから我慢してくれと言うと、自分たちで作らせろと言ってきたので色々と話し合った結果、かなり遅れてしまった。結局、ミルたん達がある程度強くなった時点で聖衣の欠片以外の材料を自分で集める事を条件に認めた。

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