暁 〜小説投稿サイト〜
とある六位の火竜<サラマンダー>
銀行強盗
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気づき、デブが近づいてくる。

「ため息なんて余裕だな?この状況分かってんのか?」
「めんどくさいな・・・」

どうやら2回目のため息は口に出してしまっていたらしい。露骨にめんどくさそうな様子の蓮にデブはイラついたのか殴りかかってくる。

「てめぇ・・・!!なめてんじゃねぐはっ!!!!」
「うわっ!なんだ!?」
「てめぇ!よくも!!」

面倒ごとにはかかわりたくないが自己防衛には仕方ない。デブを炎のブースターで威力を上げた拳で殴り飛ばす。壁に激突しデブは気絶するが、それにより残りの2人にも気づかれる。そこで蓮は炎のブースターを足の裏から噴射。一瞬で2人の目の前まで移動する。

「「なっ・・・!?」」
「とりあえず吹っ飛べ!!」

そして2人もデブと同じように吹っ飛ばす。

「ぐっ・・・!!!」
「ちくしょう・・・!!」
「うわっ、あれで立つか・・・」

しかしデブと違い2人は何とか立ち上がる。そして逃げるために出入り口に向かいだした。

「逃がすかよ!!!ってうわっ!!」

追いかけようとした蓮だが防犯シャッターを男が能力で壊したときの爆風と煙に邪魔される。その間に男たちは外に逃げていってしまう。

「ちっ・・・逃がしたか・・・。まぁいいや。すみません、ロープかなんかありませんか?」

あっさりと諦めた蓮は銀行員に尋ねる。最後まで追いかけなかった理由。それは

「お待ちなさい!風紀委員<ジャッジメント>ですの!!」

という白井の声が聞こえてきたからだった。



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