第二幕その三
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いて顔を顰めさせて独り言を呟いていた。
「けれど。見ていらっしゃい」
また呟いてから何気ない顔でダニロの方に来た。そのうえで彼に問う。
「閣下」
「はい」
ダニロも平静を装って彼女に顔を向けてきた。そうしてやり取りを再会する。
「何でしょうか」
「私、実は悩みがありまして」
「悩みですと」
そこにいた男爵が思わず身を乗り出してきた。
「それは一体」
「まあまあ」
しかしダニロが彼を制止する。
「お悩みですか」
「そうです。実はですね」
ここで芝居がかってわざと深刻な顔で述べる。
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