第三十一話〜R2・誓い〜
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
2人の物語が再び始まった瞬間だった。
その後、今回の作戦を利用し現エリア11の総督であるカラレスを殺し、それに伴いゼロの復活を全世界にメディアを通して示した。
そこから更に黒の騎士団は大きな行動に出ると思われたが、思わぬところから邪魔が入る。ルルーシュの弟としての役割を与えられたロロの存在が、ルルーシュの行動をかなり制限してしまうのだ。
ロロの最も厄介な能力が彼のギアスである。それは範囲内の人間の体感時間をストップさせるというもの。この能力の存在でライも一度命を落としかけたことがあった。
更に時期を同じくして、ブリタニア軍も黒の騎士団に対して手を打つ。その内容はブラックリベリオンにおいて捕虜になった、黒の騎士団のメンバーを処刑するというものである。
表側と裏側でそれぞれ厄介な案件を相手にルルーシュは賭けにも等しいやり方でそれを同時に収める。結果としてロロはルルーシュに抱き込まれ、黒の騎士団のメンバーも奪い返すことに成功した。
その際、ルルーシュの思考の一部が六課のメンバーに流れ込む。
(ナナリーの居場所に居座る偽物が。散々使い潰した後にボロ雑巾のように捨ててやる)
そこにあった感情は純粋すぎるほどの嫌悪と憎しみ。それを感じたメンバーは身震いした。
その数日後、アッシュフォード学園に転校生がやってくる。それはルルーシュにとって親友であり最大の敵、そして今は憎むべき相手、スザクであった。
ブラックリベリオンの最後、ルルーシュはスザクに敗れブリタニア皇帝の前に連れて行かれた。その際スザクはその功績を利用し、ブリタニア帝国最強の騎士団『ナイトオブラウンズ』に入団していた。ルルーシュはそのスザクの行動が許せずに彼を憎んでいた。
しかし未だ、ゼロとしての記憶が戻っていないことになっているルルーシュはスザクと親友だった頃の演技を続ける。何も知らない第三者がそれを見れば何も違和感がないだろう光景。しかしルルーシュの本心を知っていた六課メンバーはそれがどこか虚しく見えた。
スザクの転入でアッシュフォード学園ではその歓迎パーティーが開かれる。その祭りが終盤に差し掛かる頃ルルーシュは驚愕の事実を知る。
次のエリア11の新総督が自分の実の妹、ナナリーであること。そのことを聞いたとき、ルルーシュが感じたのは怒りであった。それはゼロ、否、ルルーシュに対しての牽制と人質としての効果があるからだ。八年前と同じくナナリーが道具にされたことが彼の感情をささくれさせた。
その頃、ライは一度日本から離れ中華連邦にいるラクシャータの元に訪れていた。理由はライのブリタニアで集めたデータを彼女に引渡し新型のナイトメアの制作を依頼するためだ。
ライの渡したデータを見た彼女は制作を快諾した。しかし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ