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前略、空の上より
第四話「RG−T(下)」
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て差し上げます。」


 無造作に俺のズボンを掴み摺り下ろす。卵のようなツルツルの尻が外気に晒されて、ようやくタナトスの思惑を悟った。ニコニコの笑顔のまま五指を揃えた手を振り上げる。


「ごめん! 謝る、謝るから! それだけは勘弁――」


「問答無用」


 笑顔とともに振り下ろされる掌。狭い室内に反響する甲高い音。そして「アーッ!」という聞くに堪えない悲鳴。


 その日、俺の尻は死んだ。


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