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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-5 remembrance
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隣で息を呑むのが分かった。
燐夜はそのまま続けていく。
「迷惑をかけない様に必死で心押し殺してさ、元気なところばかりを見せてたのさ。そしてそのまま母さんが死んだんだ。……自分の本当の気持ちを言うことは一度もなかったよ。それでもいいならずっとそのままでいればいい」
「…………」
5歳児と3歳児の話すことかと疑問には思うが、それでも燐夜が語った過去は衝撃的だった。
燐夜から聞いたことになのはは何を思い、どう行動するのか。
それは全てなのは次第ということになってしまう。燐夜がどうこう言ったところで関係ないのだ。それどころか逆効果になりかねない。
さり気無く悟らせてあげるのがいいのではないのか。そう思って行動した結果がこんな風になったが。
「俺のなのは!!」
なんかいきなり訳の分からない奴が来た。
そんなことはどうだっていい。もうなのはは親のためにというわけではなく、自分のために動き出そうと家に走っていったのだから。
「おい! お前っ! ここに茶髪のツインテールの女の子はいなかったか!」
「いや、見てないね」
「そうか、くそっ! どこに行った! まさか俺のほかに転生者が……!」
なのはのために嘘をついてやった。
すると意味の分からないことをぬかして何処かへ去っていった。
◯
もうあれから6年がたったのか。時間というものはあっという間に過ぎていくものだ。
時間は有限なり。それでいて一人一人に平等なのだ。
「? 燐夜君?」
「あ、ああごめん。ここだったな」
放課後。
なのは、すずか、アリサの三人にいつものように勉強を教えてやっていた。
勿論、あいつは撒いた。
今は、昔にあったことを人に言うとありえないと言われるほどに元気になった。
新しく友達だって作った。
もう昔のなのははいなくなっていた。あの作り物のなのはは……
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