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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-5 remembrance
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翌日。
学校があるため、燐夜は家を出た。
気のせいかもしれないが、若干やつれて見える。……いや、気のせいでも、目の錯覚でもなかった。
疲れが溜まっているのか実年齢よりも数歳年老いて見える。
それは昨日、燐夜の自宅で起こったことが原因だった。
昨日、公園で青い宝石を拾い、何だろうと思って持っていたら金髪の少女、フェイト・テスタロッサに渡してくれと斧を突き付けられながら脅される。
その時に燐夜はおなかが空いていないかとフェイトに尋ねたのだ。理由は簡単なものでただ単に燐夜自身がおなかが空いていたこと、それと速く家に帰りたかったことがあげられる。
フェイトは当然断った。だが、体は正直だったのだ。まるで図ったかのように鳴るフェイトのおなか。
それから、フェイトと並んで燐夜は自分の家があるマンションへ向かった。
そのマンションにはフェイトの家があるそうで、まだその時はそんな偶然があるんダぐらいにしか思っていなかった。
しかし、燐夜が自分の家があるフロアに着くとフェイトはこのフロアに私の家があるという。
まだ偶然で片づけられる範囲ではある。だが、何かしらの作為が感じられるのはしょうがないことである。――――もし隣同士だったら?
もはやそれは何かの力が働いているとしか思えない。
そんな非科学的なことをと思う人もいないわけではないだろう。
でも、燐夜は非科学的なこと、所謂オカルトだが、それはこの世に実在すると思っている。
お化け然り、幽霊然り、宇宙人なんて突拍子なことを言う人もいるかもしれない。UFO(未確認飛行物体)は偽物であるとか。
それは見方の問題であると言える。
燐夜も信じているわけではないのだ。ただ、世の中にはまだ科学で証明できないことだってあるんだと、科学というものはまだ万能ではないことを感じたいだけなのだ。
……話が大幅にずれた。
要するに燐夜が言いたいことは、科学では証明できない何かの力が働いているのではないかということだ。魔法のことを知っている身としては有り得なくはない話である。
まあ、こんなことを熱く語って何になるんだと言われれば、それでおしまいなのだが。
……そしてあの後、フェイトがおそらく使い魔であろうアルフを呼んで燐夜の家で3人でカレーを食べたのだ。
楽しかった。心が温かくなった。
だが、慣れないことはするもんじゃない。2時間ぐらいのことだったのにすごく疲れた。
これならまだ戦っている方が楽であった。
実は燐夜はフェイトたちが帰った後、調べていたのだ。
フェイト・テスタロッサ。
ほぼ確定事項として、親はプレシア・テスタロッサだろう。
一人の男との間に子をもうけていた。名をアリシア・テスタロッサ。
ほぼ一人でアリシアを育て上
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